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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

楽器練習者のための料理法 料理の王様、ステーキ

どの世界にも皆が共通にイメージする代表的なものがあります。オリンピックの陸上競技であれば、100m走かマラソンでしょう。間違っても、砲丸投げや射撃ではない。

ふと考えた。料理の王様はいったい何なんだ。
フランス料理フルコースのような気もするし、中華料理も世界を席巻しているとも言える。
でも洋食ならやはり”ステーキ”じゃないでしょうか。

時々思うのですが、人類が最初に作った料理は”ステーキ”ではないかと。
狩りで倒した牛や馬を、洞窟のたき火で焼いて食べる。人類誕生の時からあったはずだ。


鮮やかな赤身で美味しそうな牛肉     2018

そんな思いがあったので、うっかり「ステーキって簡単だよね。肉を焼くだけだもの。」
と、先輩(妻ともいう)の前で発言してしまい目茶目茶怒られました。
(あやうくその日は夕食抜きとなりそうでした。)

「ベースって弦が4本だから演奏も簡単なんでしょ。」
という発言に匹敵するでしょう、私のステーキ発言は。
これをベーシストに向かって言ったら、2度と話をしてくれなくなるはず。ベーシスト以外の演奏者でも、”音楽を根本的にわかってない奴”という烙印を押されるでしょう。

その時は、まだステーキを作ったことが無かったので、ともかく自分でステーキを作ってからだ、論評は、と思いチャレンジすることにしました。でも私のバイブル「きょうの料理ビギナーズ」には、簡単な記述があるだけ。あれだけ怒るということは、単純でないものがきっとあるのだろう、ということだけは容易に想像が出来た。

それ以来、作るものが思い浮かばない時や、おいしそうな赤ワインを入手した時はステーキ、と決めているので、自然と2ヶ月に1回程度、私のステーキが食卓に登場することになりました。


この段階で塩と胡椒は早すぎる        2019.5

料理法の前に、まずどういう肉を選ぶのかが問題だ。
何しろ、素材を焼くだけなのだから、素材自体が美味しくなければ話が始まらない。
ドリップ(肉汁)が出ているものは止めろ。くすんだ色はだめで、鮮紅色の肉を選べ。
あたりは、要は新鮮なものの方がいいよ、ということでこれは当然だ。

綺麗にサシ(脂肪)の通った霜降り肉を、はちょっと注意。

日本では、霜降りのステーキ、というのが高級の代名詞になっています。
ステーキハウスで、高級霜降り肉をササッと焼いてサーブしてくれる。
そんな時は、大抵、なんか違うよな~という気持ちが湧いてくる。

海外のステーキハウスに行くと、自分で肉を選んで厨房で焼いてくれるお店も多いのですが、そこにある生肉は、最低でも500g位はある肉の塊。むしろ食べきれないと困るので、小さ目の肉を選んだりする。
ステーキって、血の滴るような肉にかぶりつく料理なのでは?少なくとも私のイメージはそうなのです。短冊みたいな霜降り肉をお箸でありがたく頂くイメージじゃない。

もう一つ、ステーキ肉は絶対に厚くなくてはいけない。
家族全員、火を最低限いれた、レア~ミディアムレア位のステーキが好みなのですが、実際にやってみると、火を最低限入れるというのがとても難しく、すぐに火がとおってしまう。こうならないためには、ともかく厚い牛肉で作ることです。そもそも肉は焼いているうちに微妙に縮むし。
(もちろん、私の腕がビギナーそのものだということに原因があるのですが。)


肉汁が浮いてきた、上手くできたかな       2019.5

さて、問題は料理法。
比較的標準と思われる焼き方手順を紹介すると、

①肉は焼く1時間前に冷蔵庫から出して、常温に戻しておく。
 ⇒これは基本中の基本。にも拘わらず、この手順をよく忘れてしまう。買い物から帰ってきてから、ギターを弾きながら一休みし、気が付くと18時を回ってたりするのが原因だ。明らかに自分が悪い。

②表になる面に包丁で切れ目を入れて、焼く直前に塩と胡椒を振りかける。
 ⇒ステーキにも裏と表があるのは料理を始めてから知りました。また、塩と胡椒をしばしば切れ目を入れた時に振ってしまう。これでは肉のうまみが流出してしまうので駄目。忘れまいと意識するのが逆効果のようだ。

③肉をたたいてやわらかくする。
 ⇒これもしばしば②の後で思い出して、たたくと切れ目がぐちゃぐちゃになりそうで慌てて止めたりする。正しくは、たたいてから切るらしい。

④表は強火で焼く。
 ⇒これは最近は、ジャスト1分と決めています。(本当は肉の厚さで調整する。)

⑤裏も強火で焼く。
 ⇒これも同様。火を通すのは表1回、裏1回。から揚げじゃないのだから、細かく触ってはいけない。しかし、家庭用のガスで家族分をまとめて焼くと、どうしてもフライパンの熱が下がってしまって、強火(というかフライパンの高熱)を維持するのが難しい。

⑥そして弱火にしてアルミホイルで蒸し焼きに。
 ⇒これが難関だ。一番最初、これを忠実に守った所、余熱で火が回り過ぎて、ミディアムを超えてしまった。蒸し焼きにすることで肉汁が肉の中にたまるということらしいが、蒸し焼きにしてかつミディアムレア未満にするというのは可能なのだろうか?今は暫定的にこの手順を飛ばしていますが、またチャレンジしよう。


今回は理想的な焼き具合        2019.5

これで出来上がりのはずだが、ネットで美味しいステーキの焼き方を調べると、色々議論されていて、そもそも何がいいのか今もよくわからない。

○肉は常温に戻さない。
○あらかじめ、塩、胡椒をふるな。
○冷たいフライパンから焼け。(一番弱い火力で焼け。)
○強火→弱火→(裏返す)→強火→弱火 と波状に火加減をせよ。

そういえばギターも議論百出だったよな。ともかくコピーで理論なんて無意味とか、理論がわかった方が結局近道とか。どんな趣味でも、いろんなやり方があるらしい。

ともかく、何年かに渡ったチャレンジの後、最近やっと「今回のはいいんじゃない。」という評価をもらえるようになってきました。

ステーキなんて簡単だよね、とは口が曲がっても言ってはいけないな‥‥‥

楽器練習者のための料理法 ハヤシライスは初心者向き?

「きょうの料理ビギナーズ」をぱらぱらめくっては料理を選ぶ。毎週とまではいきませんが、隔週としても1年で25回位は料理を作っています。意外にも料理と楽器に共通点が多いことに気付く。

暇な時に、楽器系のブログを見ていると、Q&Aコーナーなどで初心者の方が質問しているのを目にすることがあります。

「50歳を過ぎ、少し暇になってきたので楽器を始めようかと思います。楽器は全然やったことはないのですが、なるべく簡単にできて、人前で曲が演奏できるような楽器は何がいいでしょうか?好きな音楽は特に無いので、ジャンルにはこだわりません。」

(ヤマハ音楽教室というと、ちょいセレブなママさんが小さな子供を連れて来るところ、というイメージが私にはありますが、最近は50代、60代が中心なのだとか。)

こういう質問を見ると、微笑ましい中にも、ちょっと違うよな~と思ってしまう。自分も、初心者に毛が生えた程度のプレイヤーではあるけど、中学生から弾いてきてやっと今の程度弾けるようになったことを考えると、簡単にできる楽器なんてこの世に存在しないでしょ、とつい突っ込みたくなる。
さらに言えば、○○という音楽が好きで好きでたまらないからその楽器を弾いてみたくなるのでは?
 リッチ―ブラックモアが死ぬほど好きだから、黒のストラトが欲しいとか。楽器のことを考える前に、音楽を聴いた方がいいんじゃない?


冬の青空

ある日、ふと自分の料理のことを考えてみた。自分の状況を素直に言えば、

「50歳を過ぎ、少し暇になってきたので料理を始めようかと思います。料理は全然やったことはないのですが、なるべく簡単にできて、人前に出せるような料理は何がいいでしょうか?好きな料理は特に無いので、分野にはこだわりません。」

まったく同じじゃないか!!

素人にも料理が難しいこと位すぐにわかります。かといって、いまさら有名店のシェフになる訳でもなし、自分と家族が普通に食べられるものを作れればいいだけの希望なのです。
いまさら料理秘伝メモを何冊も書き溜める気も無いので、苦労なく簡単にできるものがいい。
とはいえ、焼うどんや生姜焼きに凝ってみたといっても説得力がない。一見、それなりの料理を作るんだという、軽いはったり感は是非ほしい。どの趣味も、初心者が考えることは同じなんだ。

枯葉やAのシャッフルブルースだって、突き詰めれば素人には手が負えないものがある。
でも、簡単そうだけど実は難しいというのは、初心者には一番割があわないのだ。
モード曲のSo Whatを、単純に2つのメジャースケール1発で弾ききって、途中で指がもつれたところは「マイルスのモード解釈をギターで再現するのは、いつも少し悩むんだよね」なんてごまかすイメージだ。(少なくとも、ど素人には通用するはず。)


リビングの赤い花

(長い前振りはここで終わり。)
ある日、ページをめくる指が止まった。
ハヤシライスというのは、自分の中では十分まともな料理に分類されている。
見た目だってそれなりだし、もちろん大好物だ。

レシピと所要時間をみると、結構簡単そうだということがわかった。
下ごしらえに手間がかかったり、途中で冷蔵庫で冷やさなくてはいけないものは大変だし、揚げ物のように、出来立てをすぐに食べないと美味しくないものも、料理時間のタイミングが難しい。
今までの経験に照らし合わせてみても、まったく引っかかるところがない。よし、決行だ。


おいしそうな香りが      2019.1

①たまねぎ、マッシュルーム、牛肉を適当にカットして鍋(フライパン)で炒める
②水1.5カップとドミグラスソース、赤ワイン、ケチャップ、ウスターソースを投入し、8分煮る

作り方は、たったの2行でした。
今まで1目置いていたハヤシライスが、こんな簡単だったとは初めて知ったよ。
(もちろん、凝って作れば際限がないのでしょうが。)

自分にとっての難関は味付けだが、結局、よくわからずレシピ通り。
結果、ちょっとトマト味が強かったな。指定どおりの量、ケチャップを投入したのだけど。
ビギナーズは、基本、薄味で、それが自分の好みにもあっているのに、マックのハンバーガーにケチャップを追加したような味になってしまった。まあいいか。


赤ワインが似合う      2019.1

ともかく、家族の評価を待つ。見た目はまともなハヤシライスだ。

「ハヤシライス、初めてだったの?簡単だったでしょ。洋風煮込みのようなものものだものね。」
先輩(妻ともいう)にあっさり一刀両断されてしまった。

「ケチャップはレシピの半分にして、残りはトマトピューレにするといいと思う。」
味の問題も、1口食べて、あっさり指弾される。

やはり簡単に結果を求めるというのは無理だよな、料理も楽器も‥‥‥

[ハヤシライス(2人分)]
牛ロース      200g
たまねぎ      小1個
マッシュルーム  数個
グリンピース   少々
ドミグラスソース 100g
赤ワイン      カップ1/4
トマトケチャップ  大さじ2
ウスターソース  小さじ2

楽器練習者のための料理法 タンドリー風チキン

(2018.8.4に80,000Hitを超えました。遊びに来てくれた方、ありがとうございます。)

日本人のワイン消費量は平均年間4本だとか。ワイン好きの自分から見るとずいぶん少ないなと思うけど、約30年前のバブル期頃は、輸入ワイン自体が少なくて平均年間1本だったらしいので、30年間で4倍にはなったわけです。
近くの店で月に1回、10%引き、20%引きセールが定期的にあるので、その時に3~4本くらいづつ購入。家族で飲んでいることを考えると、自分1人あたり年間18本位は平均的日本人の4倍程度。この統計にはお酒をほとんど飲まない人も母数に入っているでしょうから、普通の酒飲みの2倍位のワイン好きということになるでしょうか。

週末には家族でワインを飲めるように、私が1日は料理を担当し、ワインを開けることが多い。というと、凄くお洒落な(人によっては鼻持ちならない)印象を受けるかも知れませんが、私が、デリケートと対極な人間なので、和食っぽい魚料理とか、ごま油たっぷりの中華料理を作って、ワインを開けてしまうことも多く、家族からは「この料理でワインは飲めないね」とあっさり却下されることも結構あります。


ヨーグルトソースに鶏モモ肉を漬ける   2018.7

最近はワインと料理の相性があるらしいと、人並みに考えるようになってきたのですが、コクのある赤ワインにはどうしてもステーキとかシチューというこってり系の料理が合うので、夏につくる料理とはマッチしないことも多い。レパートリーも少ないし。
猛暑の今日は、サッパリした白ワインを開けたいな。とすると料理は何がいいか?
料理のバイブル「きょうの料理ビギナーズ」のバックナンバーをパラパラくくる。うちではおなじみの週末の光景だ。サッパリした料理と言っても、酢の物に白ワインという訳にもいかない。とはいえ暑いから毎日カレーという訳にもいかない、インドじゃあるまいし。カレー?連想でピンと来た。カレー風味のタンドリー風チキンにしよう。

料理を始めてわかったのは、下味付けの重要性です。素材に初期段階で下味がきちんと付けられると、あとは煮たり焼いたりの単純作業でもかなりまともな料理になる。これを逆にして、煮たり焼いたりの後で味付けをしても、どうも味が馴染まない。

DAWで曲を作るなら、最初にドラムとベースできちんとリズムを作り上げるのが重要で、これができれば、あとは手もとの楽器で適当にメロディーを重ねていってもそこそこの出来になる。逆に、いくらいいメロディーの曲でも、最初にメロディーを録音して後からドラムとベースを重ねたのでは、曲としてまとまらないのも当然だ。
うん、音楽と料理は共通点が多いな。


武田信玄の菩提寺、恵林寺(甲州市)  2018.7

タンドリー風チキンは、ヨーグルトにカレー粉とオリーブオイルを投入して、そこに鶏モモ肉を漬け、30分も置いておけば、味がしみていい感じになる。あとは焼くだけだ。
焼く時は、カレーヨーグルトを削いだほうがいいのか、たっぷり付けて焼くのがいいのか、これは書いてなかったのでわからなかった。人間がケチなので、せっかく付いているものをそぎ落とすことも無かろうと、そのままフライパンに投入。

肉の周りにヨーグルトがべったりついているので、フライパンで普通に焼くのは難しい。
以前であれば、ここでテンパッテ一騒ぎするところだが、最近はこの程度ではつまづかなくなってきた。火が回りにくいものを焼く時は、フライパンに蓋をすると全体に火が回り、非常にいい具合に焼けるということを学んだのだ。

さらにこれまでは「きょうの料理ビギナーズ」を一言一句外れないように料理していましたが、最近は可能な限りスパイスを加えるようにしています。もともとスパイシーな料理が好きなので、見たことないようなスパイスを大投入して、タイの奥地かインド北部の料理か、というような味付けも個人的にはウェルカムなのですが、確実に家族の不興を買いそうなので、今回は、最初のヨーグルトにナツメグを少々、焼いている時にオレガノをそこそこ投入という感じにしてみました。


オレガノを効かせたタンドリー風チキン   2018.7

いつもと同様、味見無しに完成。(味見をしても、いいのか悪いのかわからないので、いけないと思いつつ、いつも省略してしまう。)出たとこ勝負の料理でしたが、そこそこ食べられる料理になりました。
楽器初心者がジャズセッションに1人加わると、申し訳無いけどちょっと聞いてられない、となることも時々あるのですが、料理は初心者が作っても、これは絶対に食べられない!となることはまずないところがいいところです。

白ワインにもそこそこマッチした気がしました‥‥‥

[タンドリー風チキン(2人分)]
鶏モモ肉  200g×2
ヨーグルト カップ1/2
カレー粉  大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
塩     小さじ1
なす    1個



楽器練習者のための料理法 報われない料理、コロッケ

誰も気にしてないでしょうが、このコーナー、前回から1年以上もたってしまいました。
「きょうの料理ビギナーズ」の11月号をみると、少し手間のかかる洋食にチャレンジするシリーズがあり、コロッケが載っていました。コロッケという言葉から連想されるのは、中学生が学校帰り、お腹が空いて夕食まで持たないと思った時に、商店街の肉屋で「おじさん、コロッケ1つ」と100円玉を握りしめて買い食いする風景でしょう。
コロッケの英語名が Croquette(クロケット)ということを、先週のNHK英語会話で初めて知りました。語感からすぐわかるようにフランスが起源の料理だとか。日本でも「クロケット」と呼ばれていたら、中学生のおやつ以外の道を歩むことになったかもしれない。

私が料理をする時は、なぜか非常に時間がかかってしまう。料理本の標準時間の2倍がいつものコースだ。最初の頃は、調味料の場所ひとつ探すのに時間がかかってしまったが、今は食材を切るのにかなり時間がかかっている。先日のある料理(2人分)では切るだけで40分かかってしまった。なぜそんなに時間がかかるのか不思議だと先輩(妻ともいう)に言われたが、自分でも不思議な位だから、他人に理由がわかる訳はないだろう。


素早いリカバーリーで事なきを得たジャガイモ   2017.11

以前なら、まず玉ねぎ、人参をみじん切りにして、それからジャガイモの皮をむいて茹でていた。今から考えると愚かだった。茹でている時にやることが無くなり、その時間が完全に無駄になるからだ。
原因は、レシピを頭から読んだ通りに作業を進めるからだ。さすがに今は料理を始める前に、1度は作業手順を最後まで読むことにしているので、このようなマヌケなことは無くなったが。

私の料理中は、キッチンは原則立ち入り禁止となっている。理由は、料理中に話しかけられると気が散って料理に集中できなくなるからだ。ギターで一生懸命オルタードスケールの練習をしている時に、
「昨日の買い物の時、自転車の空気抜けているのに気が付いたのだけど、こないだ空気入れたって言ってたよね。チューブが古くなって空気が抜けやすくなったのかな?いっそのことタイヤを丸ごと交換する?でも、結構高いっていうし‥‥」なんて話しかけられたら、オルタードどころではない。この気持ちはジャズギタリストなら必ずや共有できるに違いない。
ついでに言えば、時々私のミスを指摘され、それが原因で私がテンパってしまうのを防ぐためだ。
(ミスの指摘がないと、料理が致命的になることがあるので、それはそれでありがたいのだが。)

ここで早くもつまづいた。キッチンに入ってくるなり一言、
「やけにこの茹でたジャガイモ固そうね。なべにひたひたの水いれた?ひたひたの水ってジャガイモが隠れる位まで入れるのよ。」
(そうだったのか。ひたひたの水とは、ジャガイモが水につかる位の少量の水なのかと思った。初心者向けの本で、こんな専門用語をつかうから戸惑うのだ。)

火から降ろそうとしたなべに、慌てて水をカップ1杯追加してまた火にかける。ここは「ひたひたの水」という専門用語の定義を2人で議論するより、いかにも当然という顔をしながら即座にフォローした方が結果オーライだということを、今までの経験で学んでいるからだ。


小判というより、古代遺跡の貨幣跡だ      2017.11

合いびき肉を炒め、玉ねぎと人参を投入、ひと波乱あったジャガイモをすりつぶしたものも投入。この段階で、塩と胡椒で下味をつけておくのが美味しい料理のコツだ。味をこの段階で整えろと書いてあるが、正直、味見をしても整っているのかどうか良くわからなので、私は大抵の場合、味見を省略してしまう。

ジャズピアノで「ルートを弾いたらベースとぶつかって汚くなるよ。音をオクターブで重ねたら、分厚くなってロックみたいなコードになるよ。」と頼まれもしないアドバイスする人がいるが、初心者は、ロックみたいなコードって何?ルートが強く鳴った方がコード感がはっきりしていいじゃない、と思うものだ。そんなアドバイスをしなくても、3年もたてば、自分はコードを間違いなく弾いているのになぜかかっこよくない。クールなピアノを弾く奴の後ろで見たら、自分とコードの押さえ方が全然違っていたよ、とわかってくる。物事、先回りしたってしょうがないのだ。
(しかし、料理の本に書いてあることは、ほとんど正しい。つまんないポリシーに拘るより、そのまま素直に受け入れた方がはるかに早い、ということもわかってきた。)

以上の食材をコネコネして、小判型に形を整える。暖かいうちがいいのか、粗熱を取ってからの方がいいのか、わからないのでしばらく眺めていると、「冷めたらコロッケの形に出来なくなるよ。」と先輩(妻ともいう)の声。うん、そんな気はしていた。


きれいに衣をつけるのは結構難しい   2017.11

なんとか小判型にできた。今度は、これを冷蔵庫で30分冷やすという。料理は一気に仕上げず途中でブレイクを入れるものがある。ブレイクを入れると、味がなじんでしまってくるらしい。確かにそんな気がする。フュージョンにも、一瞬ブレイクを入れて16Beatの裏から再スタートというのはよくあるアレンジ手法だ。考えてみれば、音楽と料理は共通点が多い。

コロッケの第2段階、衣をつけるのは、以前フライを作ったのと同じ手順だ。パン粉は手でぎゅうぎゅう押し付けないといけないとか、油の温度が下がるとうまく揚がらないので1度に2つしかコロッケを投入してはいけないとか、色々なノウハウがあるのだが、この辺りはなんとかクリアーした。
ともかく茹でたり冷やしたり、最後は油で揚げたりと、山有り谷ありの調理法だ。コロッケが、交響曲の第1楽章、第2楽章、第3楽章‥のような、複雑な場面展開を経て完成するのだと知っている人は少ないだろう。

揚げたコロッケは網で油をきるのだが、この時は、立てて並べること、横に置くと油が切れないと本に書いてある。なるほど、こういうノウハウが料理を美味しく仕上げるコツなのだろう。しかしそれならば、小判型と言わず直方体にした方が並べやすいのではないだろうか?今までコロッケが作られてきて、この程度のことに気が付いた人がいないというのも不思議だ。次回のコロッケは直方体にしてみよう。


見た目は素晴らしい   2017.11

油をきってやっと完成。冷蔵庫で冷やした時間も含めると2時間近くなってしまった。今日は、手順はそれほどまずってないと思ったが、時間がかかり過ぎたのはなぜだと密かに考えていると、「コロッケって見た目は単純だけど、すごく手間と時間がかかるの。損な料理よね。」と先輩(妻ともいう)の声。

中学生が買い食いするコロッケが、こんなに手間がかかるとは思いませんでした‥‥

[コロッケ(3人分)]
じゃがいも 3個 約350g
たまねぎ  0.5個
にんじん 小1本
合いびき肉 200g
生パン粉

レモンヨーグルトパンケーキ  初めてのスイーツにチャレンジ、落とし穴が

実は、私のバイブル「きょうの料理ビギナーズ」(NHKテキスト)で週末ごとに料理にチャレンジしているのですが、本ブログでも1年に1回位、ビギナー料理コーナーで自分の進歩を振り返ることにしています。やってみると、料理と音楽は結構共通点があることに毎回気がつかされます。
今回は、初めてデザートに挑戦してみました。



BGMは、たなかりかさんのSkylark、ひばり。
Skylarkは、バラードのボーカル曲。32小節の普通の構成ですが、サビの8小節のメロディがちょっと難しいということもあり、セッションでは比較的歌う人が少ない曲です。
なんとこの曲をアップテンポのサンバにアレンジ。こういうSkylarkは初めて聞きました。いいなあ。
エレピの音色とフレーズが、極初期のチックコリアに少し似ていると思うのですがどうでしょう。
ともかくナイスチューンなので、聞きながら読んで下さい。

生まれて初めてギターを買ってコード譜を見ながら弾いた時、DM7とDm7は印刷会社の都合で大文字にしている本もあれば小文字にしている本もあるのだろう、位にしか考えませんでした。だって、APPLE も apple も意味は同じでしょ。フォントの都合とかでたまたまそうなっているのだろうと。
ということで DM7やDm7が出てくると、自分の知っているDコードを弾いてみる。あっている部分もあれば、何となく違う部分もある。コードを押さえるのがやっとだったので、そもそも致命的なミスをしているということに気がつくまで、1年近くかかったような。

こういう原体験があったので、2の舞いは踏むまいと、ともかく本に載っていることを忠実にコピーしてきたこの3年間でした。(コピーは楽器でも料理でも重要です。)


1晩置いて、水分を切るのがコツ

料理を始める前は、料理は難しい、少しでも本に載っていることと異なることをやったら失敗だと思っていました。しかし最近、多少調味料の分量が違っても、油の温度が10度違っていても、煮込む時間が1分多くなっても、食べるのが不可能だということにはならないということに気がついてきました。

キーがCの曲だからと言って、白鍵ばかり使わなくてもいいんだ。なんだ、JAZZと同じではないか。(かといって、黒鍵中心に弾けば、ジョンスコと同じようなアドリブが出来る訳ではないのが、JAZZの難しいところです。)
3年間のコピーの経験は、私を大きく成長させたのですが、この油断と慢心が大きな失敗の原因でした。

パンケーキの生地は、写真のようにプレーンヨーグルトを1晩おいて水を切ったものに、(A)を加えて泡立てる。いかにもデザートの生地を作ってますという感じです。それに(B)を細かいざるでふわっと加えて、滑らかになるまでさっと混ぜる。このさっと混ぜるという指示を大して気にせず、(A)と同じように泡立て混ぜ込みました。それをフライパンで焼いて、見た目は、素晴らしい感じで完成。
写真だけ見れば、初めてのスイーツとして80点はいったでしょう。


いかにものデザート作り過程

しかし家族に食べてもらうと、「これは餅だね。」
食感はコシのある大福餅という感じで、あらかじめナイフで切らないと、口では千切れない。

先輩(妻ともいう)言うところ、パンケーキの生地はさっと軽く混ぜると書いてあるじゃない。
こねくりまわしたら、ふわふわ感がなくなってパンケーキじゃなくなるよと。
そもそも、ヨーグルトと薄力粉とベーキングパウダーの分量、正確に計った?とも。
その比率が正確でないと仕上がりが全然異なってくるから。料理のように、大さじ1杯のところを、目分量で調味料を投下すればいいというものではないよと。

えっ!デザートは基本、クリーム系で甘ければ結果オーライだから、料理以上に大雑把でも辻褄が合うだろうと勘違いしてました。

まるで、クラシックの弦楽四重奏の譜面をもらって、これは変ホ長調だから Key=Ebで4小節ごとにアドリブすれば概ね大丈夫だよね、という位の大ボケをかましてしまったようです。

スイーツ作りは、クラシックと同じと心得、譜面(レシピ)どおりに作成すること。
料理(JAZZ)でやるようなアドリブは、死を招く‥‥


完成! 見た目はとても美味しそう

◆Recipe◆ レモンヨーグルトパンケーキ(2人分)
 <生地>
(A)
卵       1個、    プレーンヨーグルト 200g
グラニュー糖  大さじ2、  レモン汁    大さじ1
塩       一つまみ
(B)
薄力粉     150g、    ベーキングパウダー 小さじ2
 <ヨーグルトソース>
プレーンヨーグルト 200g、  レモン汁    小さじ1
グラニュー糖  30g、     お好みの果物

Since 2012.9.23
プロフィール

Author:AKISSH
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地図とカメラ片手に旅を。
世界中の街を歩いてみたいな。
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