Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

金沢から能登半島 ぐるっと新緑と海風の旅(下)

近江町市場に着いたのは14時でしたが、正午前後は、長蛇の列で昼食どころではないという情報だったので、ほぼ予定どおりか。刺身定食もいいし生牡蠣にも惹かれたな~。結局、やや待ち行列が短かった「近江屋伝兵衛」で、魚市場の定番、海鮮丼を頂く。トリップアドバイザー評では、他店に比べてややお値段が高かった様子。やはりお客さんは正直ですね。


近江屋伝兵衛   2018.4

かなり歩いたので、金沢でのホテル「Kaname inn Tatemachi」に戻って一風呂浴びる。
旅行前にホテルを探していると、目に飛び込んだHPは英語のお洒落な内容。外国人ツーリスト向けのホテルなのか?でもブッキングコムやじゃらんを見て回ると、中身は普通のホテルらしい。昨夏オープンの新築だし、立地が中心部の香林坊、兼六園から歩いて行けるところで拠点によさそうで、もちろんお値段もリーズナブル。迷うことなくここに決定しました。


おかえりなさい(Kaname inn Tatemachi)  2018.4

入ると1階のロビーはなくカウンターのすぐ横がEV、EVからの通路は中廊下でなく全面ガラス張り。部屋内も全面ガラス張りの壁があったりで、ファンッションビルを作る予定が途中で改装したのかな?なんて一瞬感じる。まさかそんなことはないでしょうが。写真は、道路からエントランスまで続く前庭からみた1階のバー。前庭には木製の机とチェアーが置いてあって、夏場は外で飲めそうな雰囲気。GWの夜は外に出るにはまだ肌寒かったですが、なんだか感じのいい空間です。
合理的なつくりなんだけど、決してチープではない。ロビーのような無駄?なところを省いて、安価にクリーンな部屋を提供というコンセプトのホテルとみた。これは頭の固い日本人より外国人に人気が出そうな感じ。興味あればぜひサイトで見て下さい。

私は旅行の時、実は同じホテルに2泊以上泊まるのが好きなんです。
街をひたすら歩き回ることが多いので、必ずといっていいほど午後1度ホテルに戻ってお風呂休憩することが多いし、夜、ホテルに戻ってくると、ホテルが「おかえり」と言ってくれるような気がするので。
たとえ1週間の旅行でも、1泊づつホテルを変えるとこういう気分になれません。


近江町市場    2018.4

夕食。今日はせっかくだから近江町市場で寿司尽くしにしようと、何のことはない、再びバスで近江町市場に向かう。このあたりの行き当たりばったりの計画の無さも、うちの旅行らしいといえばらしい。
17時に着くと、ほとんどのお店が閉まっていました。昼食時はどの店も盛況だったのに。よく考えれば、魚市場、その日に仕入れたものが売りさばければ店を閉めるのは当然か。それでも午後まで開いていたのだから、観光客相手であることには変わりないのですが。


近江町市場寿司本店   2018.4

こんどはずばり地元の寿司屋さん「近江町市場寿司本店」。
外で待っていると、寿司のメニューを持ってきた店員さんが「うちは回転してなくて注文に応じて握るのですが。」と申し訳なさそうに言う。いやいや、それが普通ですよね。世の中いつの間にかに”回転寿司”の方がデファクトスタンダードになってしまったのか。

狭い店内、カウンターにひしめきあって座る。ここの寿司は絶品でした。
東京ではなかなか食べられない、トロ鯖(生の鯖)や日本海名物”のど黒”が惜しげもなく出てくる。お会計で驚いたのが、寿司のクオリティは東京の回転寿司とは比べ物にならないのに、料金は半分程度。
後で聞いた話ですが「新幹線が開通して観光客が劇的に増えて、いろいろな値段が観光客値段になってきた。あと1、2年で近江町市場の寿司屋も値段が上がるでしょうね。」と。残念だけど止むを得ないか。


さあ、1杯どうぞ    2018.4

能登半島から金沢に入った2日目の夜の夕食を書いてませんでした。
予約をいれず、街中にある小料理屋でも魚がおいしいところあるんじゃない?とホテル近傍の片町でふらっと入ったお店が「長八片町店」。居酒屋でもいいやと思ってふらっと入ったら、カウンターの向こうで料理と寿司を作ってくれる予想外にまともなお店。

定番のおつくり盛り合わせはもちろんのこと、つくね串がとても美味しい。この料理なら日本酒だよねと注文。本当の青竹に入れてあり、竹の香りがさらっとした日本酒にほのかに映えて絶品でした。ガイドブックに載っているお店でなく、街中でふらっと入ったところに、まだまだ美味しそうなお店が沢山ありそう。さずが金沢。


次の1曲 2018.4

最後の夜、ホテルの1階にある「Kanazawa Music Bar」に入る。
朝食の時に、壁一面のLPレコードに、マッキントッシュアンプとタンノイスピーカーが置いてあるのを目ざとく見つけたのがきっかけでした。オーディオファンなら、このラインナップでLPを聞くということが、どの程度のこだわりか直ぐにピンと来るはず。

バーに入ると「Golden Lady」が鳴っている。スティーヴィーワンダーなんて、わかってるDJさんだなと思わずニコリ。せっかくなので、レコードプレイヤーが置いてあるブースの目の前に座る。


The Nightfly by Donald Fagen    2018.4

レコード1枚につき1曲づつ選曲するこだわり。今晩は70年代~80年代のロック、AOR系らしい。
「この頃の音楽ってやっぱり落ち着くよね」と伴侶。こういう時は同世代でよかったとつくづく感じる。このDJさん、私より若い方でしたが、かなり音楽好きらしくあれこれ話す。
「ジョーサンプルありますか?」と暗にお願いすると、「リクエストは受けてないんですよ。(あくまで曲は私がセレクトします。)」というこだわりでしたが、忘れたころに”Carmel”から1曲かけてくれました。最近の金沢の話も色々聞くことができた、最後の夜にふさわしいひと時でした。


野村家武家屋敷(長町)    2018.4

最終日、午前中に長町武家屋敷通りから西茶屋街と時間一杯歩き回って、金沢駅で最後の昼食。載せたい綺麗な写真がまだまだあるのですが、ここらで打ち止めに。国内旅行で4日は割とゆったりしているはずなのですが、うちの旅行は目いっぱい楽しむのがポリシーなので、まだまだ時間が欲しかったです。


金沢の中心、香林坊(こうりんぼう) 2018.4

最後になりましたが、今回の旅行、どうしてもやりたかったことがありました。
それは、北陸新幹線と空路とどちらがいいのか、ぜひ乗り比べてみたいと。あえて行きはJAL、帰りは新幹線に乗ってみました。(伴侶は、またいつもの好奇心がでたよと半ば呆れ顔だったような.....)

まず料金。飛行機は予約可能な一番早い日付(1月)で予約したので一番安価なチケットととなり、JAL10190円、新幹線12400円。ただし、空港から金沢への連絡バスが1130円、羽田モノレールが490円なので、引き分け。(飛行機の予約が遅くなれば、新幹線の勝ちになりますね。)

時間は、自宅から金沢駅間と考えると、飛行機が約4時間、新幹線が3時間で新幹線に軍配。飛行機はどうしても前後に時間がかかってしまうので、東京に住んでいるなら新幹線の勝ちでしょう。睡眠時間もとれて楽ですし。
最後に車窓からみた風景。新幹線からも山は見えたけど、飛行機からみた雪山のダイナミックな迫力にはかなわなかったな。これは晴れていれば飛行機の勝ち。


まだまだ冬山   2018.4

結論として、仕事の出張なら新幹線、遊びに行くならどちらもありという感じでしょうか。

金沢、能登、楽しかったな‥‥

金沢から能登半島 ぐるっと新緑と海風の旅(中)

すこし時間軸が前後しますが、今回のメインイベント3日目の行程。
朝一で金沢周回バスで東茶屋街へ向かう。浅野川を渡るとすぐに東茶屋街。地図を縦にしたり横にしたりの外国人2人組とさっそく遭遇。やはり金沢中心部は外国人が多い。
ここは重要伝統的建造物群保存地区になっていて、雰囲気ぶちこわしの改修は不可能なため、京都と同じように幅6m程のメイン通りに沿って2階建ての昔のお茶屋さんがずらっと並んでいます。


お茶屋、志摩の2階より    2018.4

公開されている「志摩」(重要文化財)に入ると、当時のお茶屋の様子そのままの建物。狭い2階建てですが、芸子さん(というのか?)が踊る空間と客がみる空間が和室の続き部屋を利用していたり、小さな中庭で部屋からみると自然の風景的な情景が鑑賞できるようになっていたり、空間がよく工夫してあるなと感心。写真をとっているうちに、座って眺めると非常に綺麗なシーンになることを発見。どこかで聞いた記憶もありますが、わずか1mの差でこうも見え方が違うのかと感激。全ての部屋を座って眺めてきました。


お茶屋、志摩の前座敷   2018.4

茶屋街の入口で人が群がっていると思ったら、金箔入りソフトクリームのお店。スイーツにしても寿司にしても金沢では金箔が名物らしい。写真をとろうと思ったら横からヌーっとソフトクリームを出される。冗談よ、という顔をした外国人女性が笑っていたので話かけると「タイワンカラキマシタ」の4人組。思わず「九分に行ったことあるけど、いいところですね。」と返答。外国人観光客が多かった割りに、今回、英語でお話ししたのはこの1回だけでした。次から次へと人がくる。1/3位は外国人で、中国人団体あり、西欧人も多い。
志摩は狭いので、団体さんに先に入られたら見るどころではなくなります。朝一で来て正解だった。


浅野川に沿って主計町を歩く    2018.4

浅野川を渡った対岸に主計町(かずえまち)という同じような街並みがありました。こちらは料亭が中心らしく、大人の風情。規模は東茶屋街より小さくすぐ回れるので、一緒に見ることをお勧め。夜は川べりがライトアップされてとても綺麗らしい。


普通のバス停だってこんな佇まい   2018.4

続いてバスで兼六園に。ここが金沢城と並んで金沢の中心。正面から入って坂を上ると一番有名な「徽軫灯籠」(ことじとうろう)で写真渋滞。約30年前に出張で金沢に来たとき、ここを見ているはずなのですが。入口から灯篭へと歩いたのだけをかすかに覚えてます。
この珍しい2本足の灯篭、実は片方が折れている、というのを今ブログを書いている時に知りました。明治維新前後に折れた時、財政難で修復することが出来ず、それがかえって珍しいと有名になったとか。


兼六園 瓢池   2018.4

この日も快晴で、季節がら新緑が目にいたいほど。綺麗な風景の写真をとっていくときりが無くなってしまう。ガイドブックに乗っている有名なシーンはあえてカットします。



兼六園を出ると、すぐ目の前が金沢城公園。兼六園と金沢城公園の間に橋がかかっていて、下は道路になっているのですが、この道路、昔はお堀だったとか。そういえば妙に真っ直ぐな道路でした。


金沢城 橋爪門  2018.4

金沢城は、天守閣は江戸時代になる前に落雷で焼失し、その後、度重なる火災で最終的には石垣以外のほとんどの建物は無くなっていたらしい。余りに寂しいじゃないか、ということで1999年から金沢城復元工事が始まったとか。ということで、現存のお城はすべて最近建てられたレプリカです。ところどころ、壁の内部構造とか、床下の構造など、まるでNHK歴史番組のCGのように、断面構造が見られるように作られていました。


金沢城  三十間長屋  2018.4

天守閣は江戸時代には既になくなっており、江戸時代の中心部、二の丸御殿を復元するかどうかも現在まだ決まっていないのだとか。ガウディの向こうをはって、21世紀中には復元する予定です、位のんびり構えてもいいかも。

城内を歩くと、太平の江戸時代にあっても、城がいかに防御を考えた構造になっていたのかがわかって興味深い。外国人はとても多かったのですが、やはり日本の侍文化に興味深いのか、壁の銃眼とか、お堀の石落としとか、梯子のような階段を上った見晴らし櫓とか、軍事に関係する建物部分を熱心に見ている人が多かった。


新緑の大手堀    2018.4

裏の黒門口から出て、歩いて約5分で近江町市場に到着。金沢の台所ともいわれる大きな市場。日本海の築地のような位置づけでしょうか。金沢城から近江町市場までの間、もう少し整備されてお店が出来ると歩くのがより楽しくなるかも。金沢城が整備されたのもつい最近なので、今後に期待かな。

さて近江市場で昼食だ‥‥‥

追加

金沢21世紀美術館モニュメント いくつに見える? 2018.4

金沢に到着した夕方、ホテル近傍を散歩していたら突然モダンな美術館が。当日券を諦めたほどの大盛況でしたが、無料で見られるところだけでも、面白く風変わりな展示やモニュメントが多かったです。
美術にそれ程興味が無くても行く価値大です。

金沢から能登半島 ぐるっと新緑と海風の旅(上)

3年前に北陸新幹線が開通してから、行きたかった金沢にGWに行ってみました。
能登半島も回りたかったので、金沢からレンタカーで1泊目の和倉温泉に向かう。金沢から能登半島の西海岸を北上し、最後に能登島に向って東方に横断するコース。

金沢2018
赤:金沢、黄:千里なぎさドライブウェイ、青:和倉温泉、緑線:1日目、赤線:2日目  2018-4

金沢を15時20分に出発すると、わずか15分位で西海岸沿いの「のと里山海道」に入る。
地方都市と東京との一番の違いは、海(山)がものすごく近くてうらやましいことかな。
まずは世界でも珍しい自動車で走れる砂浜「千里なぎさドライブウェイ」に。「のと里山海道」今浜ICを降りるとすぐの砂浜。渚が20-30mと結構幅があり人もほとんどいないので走り放題です。長さも8kmあるとか。その気になればかなりのスピードでぶっ飛ばすことも可能ですが、余りにも海が綺麗だったので安全運転で走行。よく見ると土が混ざっているような肌理の細かい地面でした。さすがに普通の砂浜じゃ車で走るのは無理だよね。


千里なぎさドライブウェイ(中央に見えるアクアで走りました。)     2018-4

再び戻った「のと里山海道」は、昔は有料道路だったらしいのですが今は無料に。信号はほとんどなく非常に走りやすい道路で、制限時速の80kmで走っているとナビの到着予定時間がどんどん早まってくる。和倉温泉には17時15分に到着。東京から伊豆位かなと思っていましたが、三浦半島位でした。こんな近くに日本有数の温泉街があるなんていいな。

今晩は「美湾荘」という旅館。これがThis is 日本旅館、いい意味での純和風。
カウンターでチェックイン手続きかと思ったら、湾を一望する見晴らしのいいロビー奥の席に案内され、まずは茶菓子とお茶を一服してから、宿帳にお名前をどうぞと。
最近は、海外も含め、合理的かつ省力化のホテルに慣れているので逆に戸惑ってしまう。
部屋のカーテンをあけると、夕日に輝く七尾湾しか見えない。陸に入り組んだ湾なので、風の無い今日は湖のように見えました。


七尾湾の夕日   2018-4

普通、こういう旅館街は、昔の栄光、今閑散という感じで寂れてくすんでいるのが普通だと思うのですが、街中が不思議と綺麗、案内板も妙に新しい。しばらく散歩してわかりました。3年前に北陸新幹線が開通するのに合わせて街をあげて整備したんだな、きっと。新幹線効果か。
街のど真ん中に、綺麗で超大きな公衆温泉があるので、温泉宿に泊まらなくても十分楽しめそう。
歩いていると目の前に加賀屋が。加賀屋とは、10年連続で日本の旅館トップにランクされる老舗中の老舗旅館。正面に大型バスが着くとそこから降りてきたのは全員中国人。ロビーの外国人率も高し。日本で一番の温泉旅館を楽しみにきたのかな。


いただきます!   2018-4

温泉は、当然、七尾湾を一望する露天風呂。お客さんも少なく(今日はGWの前日の夜だったので)非常に快適でした。目の前が海ということで源泉はナトリウムが豊富で、一口飲むと結構しょっぱい。

夕食は、これまた和風旅館ならでは。写真で見ると普通そうですが、メインはこの後に控えていたので、最終的には満腹以上に満足、本格的でした。和風の旅館は、おもてなしがべたべたする印象があってなんとなく敬遠してしまうのですが、そんなこともなく、部屋、風呂、食事の3点セットも申し分なく、今日までの平日プランでCPもとても良かった。これは東京から泊まりに来ない手はないな。伴侶がじゃらんで見つけてくれましたが、予想外のヒットでした。


朝日の能登島大橋   2018-4

翌日、まず目の前に浮かぶ能登島を車でドライブ。雲ひとつない晴天で、ほぼ無風という最高の日和。
島の東海岸は、能登半島から少し離れていることもあり、人がほとんどいない海岸が続いている。
真夏でも人はパラパラという感じなんだろうな。
日本海というと波が荒く常に風が吹いているというイメージがありましたが、全然違う。


奇妙な形のガラス美術館    2018-4

島を回りながらガラス美術館に。素朴な能登島にこの美術館?というハイソで繊細な展示物でした。
美術館の展示物もさることながら、前庭から見下ろした湾北部の景色はとっても美しかった。
島をぐるっと渡って、西端のツインブリッジから再び能登半島に上陸。


能登島東海岸 勝尾崎を望む  2018-4

能登半島西海岸に向って、能登半島を県道23号で西に横断する。
増穂が浦は七尾湾とはうって変わって波が荒い。天気は相変わらず良いので、おそらくこの程度の荒さは1年中なのでしょう。日本海のイメージはやはりこれだ、荒い波が好きな訳ではありませんが。

ここは海が凄く綺麗でさくら貝の名所らしいのですが、貝拾いをするには波が少し強すぎました。
写真は世界一長いベンチでギネスに登録されたものだとか。世界一長いといっても1枚板で作られているわけではなく、ベンチの端と端をボルトで一体化しただけなんですが‥‥作ったときはきっと町おこしだったんだよね。人が余りにも少ないのがちょっと残念。


世界一長いベンチ at 増穂が浦   2018-4

そこから機具岩、巌門と日本海に突き出た岩礁を見ながら南下していく。
GWの海のドライブというと、どうしても伊豆に向ういやって言うほどの渋滞を思い出してしまうのですが、能登半島は渋滞はどこに?午後になって金沢から北上する対向車線の車が少し増えてきたけど。
こんな綺麗なシーサイドを渋滞知らずでドライブできるなんてうらやましい、本当に。


巌門   2018-4

初めて来た能登半島。ピンポイント旅行じゃつまらないなとレンタカーで回ったのは大正解でした。予想より距離もなく、回る気なら1泊2日で先端の輪島市、珠洲市まで金沢から遊びにいけます。
ただ後から聞いたことですが、こんなに天気がいいのは1年の中でもめったにないとか。
GWの旅行は昨年に続き快晴!ラッキーということにしておこう。

金沢市内でレンタカーを返す。220kmを走破。
ガソリン満タンで10リットル未満は、さすがハイブリッド車アクア。
いよいよ金沢だ‥‥‥

銚子鉄道の春 本州最東端のローカル線ぶらり旅(下)

銚子鉄道を知っている人は少ないでしょう。銚子から犬吠崎までぐるっと通っている単線の鉄道、電車は2両編成。毎年3月になると、菜の花で一杯の房総を旅する番組があるのですが、そこでみた沿線ののどかな風景に魅せられやってきました。

銚子201803
赤星;始発の銚子駅、青星;終点の外川駅   2018.3

「銚子鉄道は改札を抜けて○番線に進む」とあり、ホームに行くも改札は無く、切符はどこで買うのかなと迷う。どうも電車の中で買うようだ。一瞬驚くけど、バスだと思えば不思議ではないか。
1日フリーパス券が700円で、これにしようかと思ったが、バス乗り放題が付いて1000円とある。駅から犬吠崎にはバスで行くらしいので乗り放題付きにしよう。


1日フリー切符バス載り放題付き   2018.3

時刻表を見るとだいたい1時間に1本。8時40分の便に乗ると、誰もいない車両をせっせと掃除している車掌さん一人。切符を‥‥と言いかけると、「掃除が終わったら行きますので」と。運転以外を1人で全部やるのは大変だな。
実は、この人、袖山里穂さんという銚子鉄道の可愛い女性車掌さんで有名な人でした。(HPのあちこちに名前が載っているので、公表いいですよね。)茶髪に制服のアンバランスが妙に似合っていて、うちではさっそく「アニメのお姉さん」というニックネームになりました。


アニメのお姉さん   2018.3

まずは、3駅目の観音駅で降りて銚子港の第一卸市場を見学する。歩いて5分、埠頭すぐ横に巨大な体育館のような卸市場がある。入場料もなく観光客にオープンされていて、今朝水揚げされた魚がずらっと並んでいる光景を‥‥‥あれ、魚がいない。そもそも観光客も我々しかいないし。

漁協の人があわてて飛んでくる
「普通は、この時間、真っ最中でずらっと魚が並んでいるのだけどね~、今日は1隻だけしか入港しなかったので30分もかからなかったよ。あっほらほら、あそこにまだいるよ。」確かに、カジキマグロが2匹、最後にリフトで運ばれていく。自然相手なのだから、こんなことだってあるさ。
「わざわざ銚子まで来てくれてありがとう。いい街なんだけど人口が減っていてね。」という漁協の方の話が印象的でした。お礼を言われるようなことは何もしていないのだけど。なんだか素朴でいいなあ。


銚子港第一卸市場   2018.3

駅に戻ろうかと思って地図を見ると、降りた駅と1駅先の駅がほぼ同距離だということに気付く。
全長6.4kmに10駅あるのだから、平均駅間が700m弱、歩けば1駅10分程度。天気もいいので、4駅目の本銚子駅に向かって歩く。菜の花と桜が両方咲いていて、沿道がとても綺麗。毎年、TVで取り上げられるのもわかるな。

実はここで小さなアクシデント発生し、1時間後の便にタッチの差で乗り遅れてしまいました。
無人駅で1時間待っていてもしょうがないし、大した距離でもないので次の駅まで歩き始めると、道沿いにバス停がある。このフリー切符、路線バスはどれでも乗れるはずだよなと時刻表をみると、1時間に1本のバスが丁度くる時間。バス停で待つ間もなくバスが来た。


太平洋!   2018.3

こんな時間に路線バスに乗っている人は我々だけ。しかも乗ったのは良いけど、一体どこで降りたらいいのか。グーグルマップを見ながら、2人でああでもないこうでもないと相談していると、バスの運転手さんが「銚子鉄道に乗りたいのなら、次の次のバス停で降りるといいよ。」とアドバイス。なんだかえらく行き当たりばったりの旅になってきたよ。TVで見かけるローカル線の旅みたいだ。

バス停から歩いて海鹿島駅に到着、なんだかんだでもう7駅目まで来てしまった。どの駅も無人駅なので、4人組の大学生がホームにいるだけでずいぶんにぎやかに感じる。
入線してきた2両編成に乗ろうとすると扉が開かない。なんと一番先頭の扉しか開かず、そこから乗り降りするらしい。なんたって1人車掌だから。あわてて皆先頭に走る。さっきのアニメのお姉さんはさすがにいなかった。ちょっと残念。


犬吠崎灯台   2018.3

9駅目の犬吠駅でほとんどの人が降りました。灯台行の路線バスは連結している訳でもないので、灯台に向けて気持ちのいい海沿いの道を歩いて約10分。

南房総の野島崎には何度も行ったことがあるのですが、犬吠崎は初めて。岬の突端に灯台があるので、100段の階段を上って灯台の上からぐるりを見回すと、周りは海、海、海。確かに灯台を建てるしかないという地形だ。灯台のすぐ横に、建設時の歴史館がありました。今日はおそらく1年で一番穏やかな天候でしょうが、海が荒れた時、この灯台の光を見つけた船員さんはほっとしただろうな。


初代、灯台レンズ   2018.3

灯台からバスで、地球の丸く見える丘展望台に。この道は丘を上るのでバスを使ったほうが楽ですよ。展望台の屋上からみた270度の太平洋は、灯台とはまた違った絶景でした。ここに来ると、犬吠崎が本当に関東地方の突端に位置することがよくわかります。今回は行きませんでしたが、屏風岩という、ドーバーの白い崖 (White Cliffs of Dover)のような、延々と断崖が続く地形が犬吠崎の九十九里浜側に見えました。遊歩道もあるらしいので、次回は行ってみようかな。

再びバスで犬吠駅に戻ると12時過ぎ、昼食どうしようかと思ったら、駅の真ん前に大きく「回転寿司、島武」。いきあたりばったりでも、とりあえずなんとかなってるよ。ちなみにここの回転寿司、ネタの大きさ(もちろん新鮮さも)が半端ない。20cm位のエビが、どーんと乗ってきた時には驚いてしまった。犬吠崎に行ったら、ぜひここの回転寿司を食べて下さい。


外川駅   2018.3

せっかくなので、逆向きになるけど、お隣の最終10駅目の外川駅まで乗ることに。
といっても帰りの予定の銚子行上りは、この便が折り返してくるだけなので同じことか。

終点の外川駅は、田舎臭いというよりは、余りに昭和初期の香りで、逆に映画のロケ地か?
と思うようなところでした。手書きの時刻表がいいなあ。ここ、ほんとに映画に使われるのでは。
※既に、色々な映画に使われているよと、伴侶談。


時刻表   2018.3

外川駅13時33分発。
朝はがらがらだったのに、カメラを持った撮り鉄、乗り鉄、目の前には外人のトラベラーと沢山の人が乗っている。とはいえ、席が8割がた埋まる程度。
葉桜を抜けると、一面広い春キャベツ畑。海の近くを走っているけど、林のために海は直接は見えず。


1面のキャベツ畑   2018.3

帰りもアニメのお姉さんが車掌さんでした。
全線で3台位の運行だろうから、アニメのお姉さんと一緒に乗れる確率は1/3ということかな。

春のうららにふさわしい、まったり銚子鉄道の旅でした‥‥‥


Goodbye 銚子鉄道   2018.3

銚子鉄道の春 本州最東端のローカル線ぶらり旅(上)

最近、TVでローカル線の旅という番組がやたら増えています。
芸能人がいきあたりばったりバスに乗ったり、地元店に飛び込みで食事をしたり。
ロケ費用が安上がりな、いかにもデフレ時代の番組だなとも思うけど、その自然な旅姿が自分の旅行に重なって時々見入ってしまいます。団体旅行から個人で観光地めぐり、そして観光地でないところを巡る癒し型休暇へと、50年かけて進化してきたということなのかな。


銚子にて   2018.3

昨春、そんな番組で銚子鉄道のローカルな旅をみてから、そののんびりした雰囲気に惹かれ、1年後の年度末の週末に1泊2日でぶらりと出かけてみました。昨年、圏央道が全通したのも銚子に行ってみるきっかけでした。もっとも開通を急がされたのでしょう、片側1車線のほぼ普通の道路が時々現れ、関東外延部を巡る立派な高速道路というには、まだ10年位かかりそうでしたが。
高速道を降りてからは、利根川に沿った細い道路を延々走る。この時期、菜の花と桜が一緒に咲いていて本当に美しい。車も少なく快適な道路だったので、降りて写真を撮るのを忘れてしまいました。


今日のとりたて@ウオッセ21    2018.3

12時過ぎにウオッセ21という観光市場で昼食。利根川の河口突端で目の前が太平洋という絶好のロケーション。観光地としてはマイナーなためか、観光客はちらほら。
うちは、漁港の市場に行くと必ず買うものがあります。アジの干物と塩辛。最近はこれに海苔(シート状になっていない、そのまま乾かしたもの。)を加えて、我が家の3大市場土産としています。東京のどんな店で買うより、漁港の市場で500円位で買ったものの方が美味しいから。


ヤマサ醤油工場入口    2018.3

銚子で有名なものの一つに「醤油」があります。
ヤマサとヒゲタの醤油工場があり、工場が見学できるというので、ネットで予約しておいて14時の会に参加。漁港の近くだから寿司文化とあわせて醤油製造が発達したのかと思ったら、江戸時代に利根川-江戸川経由で大量の物資を江戸に海運するのに都合がよかったからだとか。徳川家康時代からその工事がなされていたとは驚きです。もちろん、醤油づくりに適した気候があったからこそですが。


大正時代の消防車     2018.3

醤油工場でしか入手できない、「醤油ソフトクリーム」と「醤油サイダー」を買う。
醤油ソフトクリームは、少し濃厚な甘辛味で、普通のソフトクリームより美味しかったのには驚き。
醤油サイダーは?はい、各自、買って飲んでみて下さい。


犬岩の夕陽    2018.3

地図でみると銚子は、周囲270度位を海に囲まれているので、朝日からぐるっと回って夕日までほんの少し車で移動しただけで見れてしまう。ホテルチェックイン後、日没を見に行こうと行ったのが、ホテルのパンフレットで紹介されていた犬岩、通称わんこ岩
銚子は千葉最東端に位置するので日没を見れるのが不思議なのですが、確かに見えた。この日は快晴で雲ひとつ無く、綺麗な日没でした。まったく観光地化されていない場所なので、案内板もほとんど無く、駐車場も道路から見えないので行く時は要注意です。


銚港神社     2018.3

今回宿泊したのは、「サンライズ銚子」という、銚子駅から歩いて5分と街中のホテル。昔、他の施設だったのを転用したのかな?改装からまだ1年も経ってなく、部屋はものすごく綺麗でした。夕食は銚子の街なかでとるつもりだったので、朝食のみプランがジャストフィット。1人6200円だから、安価でぶらり旅に丁度よかった。銚子なので温泉はありませんが。


本日のお勧め@凡蔵     2018.3

夕食は観光客向けのお店で無い方がいいよね、と前日にネットで探したら、魚料理が美味しくて地元の人ばかりという「凡蔵」という店を発見。ぶらり旅らしい店ということで決定。もっとも、銚子は伊豆のように観光地化されてなく、観光客で一杯のお店なぞついぞ見かけませんでしたが。
マップでみると銚子市役所のすぐ横。今日は金曜日だし市役所の人でも来ているのでは?といいながら暖簾をくぐると、どこかの課の打ち上げか、奥の座敷は市役所の人で一杯でした。


真鯛のかぶと焼き    2018.3

ここの海鮮ものは美味しかった。なんせ、魚市場から歩いて来れるくらいの店なので、今朝仕入れた魚も沢山ありそう。中でも真鯛のかぶと焼きは絶品でした。
毎日、こんな美味しい魚を食べられる幸せ、地元の人は意外と気がついてないかも。

明日は朝から銚子鉄道だ‥‥

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プロフィール

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