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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして海外に

 

思い出のSanFrancisco旅行記(10) 最終回‥‥サンフランシスコ旅行7つのヒント

翌日は、Golden Gateを北に渡ったところにある、Old Hilary教会に。サンフランシスコ湾を望む高台にある、真っ白で綺麗なしかも落ち着いたたたずまいの教会です。雨がちでしたが、霧雨にサンフランシスコ湾が浮かび、時折、陽がさすような雰囲気のあるひと時でした。ここでのことは、いささかプライベートなので省略。


White Chapel 2016.1

Golden Gateの北側は、ソーサリートという小さな港町があったりと、SF市街とはまた異なる素敵なところです。今回は時間が無かったのですが、次回はぜひ来て見たい。少し根性があれば、SFからレンタサイクルで来ることだって可能です。(3時半から6時半までは、自転車はGolden Gateを渡れないのをお忘れなく!)

ここからさらに車で30km程北に行けば、カリフォルニアワインで有名なナパバレーとか、グリズリーアイランド野生保護区とか、いろいろな見所があります。
ベイブリッジを東に渡れば、大学で有名なバークレーが、SF空港からさらに30km南下すればシリコンバレーの中心地、サンノゼ(San Jose)が。


Crystal Silence 2016.1

つい半月ほど前、NHK-BSの「世界ふれあい街歩き」という番組で「カリフォルニアの古都、サンノゼ」を放映してました。この番組、毎回、世界のある都市を朝から晩まで歩き回って、そこの人たちと話したり交流をするという、観光名所紹介番組とは一味違う、私の大好きな番組でもあります。

”Do You Know The Way To San Jose ?”という曲をご存知でしょうか?
オリジナルはバートバカラック作曲で、ディオンヌ・ワーウィックが歌っているアメリカンポップス。
子供の頃に聞いて、アメリカのウェストコーストってどんなところかな?と感じた思い出の1曲。
余りに懐かしいのでここに貼り付けておきます



‥‥ここまで書いたら、カーペンターズのこの曲が好きだという伴侶の声が。
そう、Burt Bacharach Medleyの中のこの曲カバーバージョンは凄くいいです。
下書きでは書いていたのに、なぜかカットしてしまった部分を復活します。
カレンがドラムを演奏しながら歌っているバージョンがいくつかYouTubeにあがっていますが、変り種ということで、どこかの大学キャンパスの屋外ライブを。少しラフで生き生きとしたライブ感が見所のお宝画像です。カレンの姿から、彼女の20代初期の頃でしょう。
”Do You Know The Way To San Jose ?”はメドレーの一番最後、5:20から。
カレンのドラムのフィルインはいつ聞いてもタイムがいいですね。


(Live at Walter Reed Army Medical Center November 8.1970 でした。)

SF旅行は、この日の夕食も、翌日の帰国もあるのですが、このあたりでとりあえず終了とします。SFには、また必ず来るでしょうから、その時の旅行記にとっておかないと。そう、本ブログの表題になっているL.A.も、もう20年前に行ったきりなので、また行きたいです。


Osso Stake House 2016.1

最終回なので、サンフランシスコに関して少しだけ旅行のヒントを書いておきます。
参考になれば幸いです。

(Tips その1)アメリカ本土、どこに行くか迷っているならSFが一押し
アメリカの都市は基本的に巨大なので、車で回らないと中々楽しめません。レンタカーは難しいのでバスツアー頼りになってしまいがち。自力で歩きまわれるといえば、SFとNY位ではないでしょうか。(でもNYは遠い。)SFはとても旅行しやすい街です。

(Tips その2)個人旅行で十分楽しめる
ということで、航空チケットとホテルさえ予約すればOK。市内観光は、公共交通機関利用で、1人でも簡単に回れます。アメリカの大都市はホテルがどこも高いので、アジアのような低価格とはいきませんが、何も考えずに予約しても、パック旅行の2/3位で旅行できちゃいます。

(Tips その3)シーフードがともかく美味しい
アメリカというと、昼間からどデカイステーキが出てきてもういいよ、となりがちなのですが、SFはシーフードレストランが非常に多く、(多分)どこに入っても美味しいです。特に、生牡蠣が好きな人は天国です!

(Tips その4)市内観光は、ミュニバスで回ろう
これは、今回の旅行記(7)「ホンさんで朝食、驚きのミュニバス」の回を読んで下さい。
SFの市街地の半分位を、1日$4.5で回りました。


Dinner At Nob Hill 2016.1

(Tips その5)ベタな観光地も、はずせない
Golden Gateにフィッシャーマンズワーフ、ケーブルカー。ガイドブックの最初の見開きに載っている場所は、やはりはずせません。遠目に見るのでなく、自分の足で歩くのをお勧めします。

(Tips その6)アルカトラズ島に行くなら、絶対に「アルカトラズからの脱出」を見よう
もし、貴方がアルカトラズ島に行って、あの監獄を見るつもりなら、日本出発前に、絶対この映画を見て下さい。感激が100倍になります。絶対に。

(Tips その7)やっぱりアメリカ、危険地帯には近づくな
SFの治安は、アメリカにしてはいい方だと思います。ただ、夜は一部を除いて人通りが少なくなるので気を抜かず、どうしても行きたいところがあるならタクシーを利用。危険地帯ははっきりしている(少なくとも3箇所ある。)ので、そこは、夕方以降、絶対に近寄らないように。

West Coast,San Francisco、また必ず来るからね‥‥(完)


Old St. Hilarys Chapel in Autumn 2016.1

思い出のSanFrancisco旅行記(9)  サンフランシスコの光と影

アメリカのTVドラマ、フルハウスというのを知ってますか?
男手一人で子供たちを育てる9年に渡って放映された大人気ドラマで、日本でも長い期間放映されていました。ミュニバスで数駅乗ると、アラモスクエア公園に到着。この公園と道を隔てた7軒のビクトリアンハウスが、そのドラマの有名なロケ地です。
ビクトリアンハウスは、別名ペインテッド・レディーとも呼ばれていて、昔、大富豪が7人の娘に買い与えたとか。芝生の斜面のベンチから写真のように見える7軒の家はおもちゃのミニハウスのような可愛らしさ。もちろん普通の市民が住んでいるので、家の前でパチパチ写真を撮るのはご法度ですが、公園からのショットはSFの絵葉書やガイドブックに必ず載っているヴューポイントです。


Victorian Houses 2016.1

公園は丘の上にあってSFの市街地から湾まで一望できる、これまたSF有数のビューポイント。公園自体は別に変わったことはないのですが、ドラマフルハウスのオープニングに必ず出てくるところなので、それで有名になったとか。
ちなみにドラマでフルハウスの家族が住んでいた家も、この公園のすぐ近くという設定になっていましたが、実際は、もう少し別の場所にある家だったらしいです。
SFは、ごく単純に言えば、標高の高いところは見晴らしがよく地価も高く、従って高級住宅地になっています。つまり、ここはノブヒルと並んでSFの高級住宅地。


Alamo Square Park 2016.1

さて、再びミュニバスに乗り、SF観光のハイライト、ケーブルカー始発駅に向かいます。
前回からのSF市街地散策を下の地図で確認しておくと、ファイナンシャルディストリクトにあるホテルから、反時計回りにGolden Gateまでバスで行き、少し戻って今度はフィルモアストリートを南下。アラモスクエア公園前の7姉妹を見て、そこから真東に向かう、というルートになります。

その真東に向かうバスが曲者でした。
赤の矢印で書いた部分は、テンダーロイン地区といって、SFの中で一番治安の悪いエリア。SFのシティホールもこの辺りにあります。(市役所に用事があっていく人は大変だ。せめて市役所周辺位、治安の回復に努めて欲しいものです。)


Red Star=Alamo Square Park Blue Star=Cable Car Station   2016.1

窓の外を眺めていると、さっきの高級住宅地の街並みはすぐに一転し、ビルの壁が崩れかけ、歩道はめくれ上がった、スラム街という風景になりました。何より、お店というお店の前面にすべて鉄格子がはまっている。あまりにも急な場面チェンジにびっくりしていると、乗車してくる人が皆、黒人、あるいは中南米系という人たちだけになり、服装も、破れたシャツにビーサンのようなラフな感じ。(人種差別をしている訳ではないのですが、事実としてこのようにしか形容できないので。)

距離にして1km弱、バス停にして4つ程度の間、我々3人はバス後方席で小さく固まっていました。15時という真昼間だったので、これ以上のことは無かったのですが。写真を撮るどころか、カメラとスマホはバッグの奥底にしまったままでした。ここが悪名高きテンダーロイン地区、夜はもちろん昼間でも歩いてはいけないといわれている地区でした。
5分前までいたアラモスクエア公園がSFの光なら、こちらは暗闇。暗闇の部分は冗談ではすまないことが沢山あるようです。先日も銃の発砲事件があったとか。これもアメリカだ。


Single Ride Ticket  2016.1

さて、気分を変えてケーブルカー。
マーケットストリートとパウエルストリートが交差するところが始発駅。片道$7とバスに比べてちょっとお高めなので、地元の人は余り利用しないようで、ほとんどが観光客。3路線あるのですが、真北に向うパウエルメイソンラインに、オフシーズンのこともあり全然待たずに乗車。

ちなみに、ここで北から来たケーブルカーをターンテーブルに乗せて、手動で180度ぐるっとまわして北行きに変える、そのシーンはなかなか見ものです。ケーブルカーはどんどん来るので、15分もチケットブース横に立っていれば(乗車しなくても)見られます。
この旅行記の、(6) 雨のサンフランシスコを歩く、でその動画を載せてありますので、ぜひご覧下さい。


SF City View From The Cable Car 2016.1

体を半分乗り出しながら乗っていると、自動車や歩行者がすぐそこにいて、臨場感抜群。また、どの路線もSFの一番標高の高い部分を越して北側の湾に向う路線なので、アップダウンもダイナミックで、北に下る時は前方に海が広がって素晴らしい景色。天気のいい日はもちろんですが、夜とか雨の日でさえもそれなりに楽しめそう。ベタと言われようとも、やっぱりケーブルカーははずせません。


At Half Past 4 p.m. 2016.1

16時半と陽がだいぶ翳ってきました。
今日の最後は、世界で一番のぐにゃぐにゃ道といわれているロンバードストリートに。
せっかくケーブルカーで海側の平野に出たのを、また引き返して丘の上まで歩く。SFは街を散歩するだけでトレーニングができるという健康的な街でもあります。
ここは写真をみれば一目瞭然で、急斜面にできた道を車でみんな降りていく。標識にあるように、最高時速は5マイルでスケボーは禁止。でも、自転車2人乗りの若者が下って行ったよ、自転車はいいのかな。


Let's Go Down The Lombard 2016.1

もちろん碁盤の目の道路網なので、1本ずれれば普通の道があります。ということで、この道は、皆、わざわざここを下るためだけに、やってくるようです。坂の上からみていたら、色々なナンバーの車が次から次へとやってきた。

沿道の家はごく普通の家なので、365日、家の前を車が列を成しているのは大変だろうな。
1台通るごとに$1とれれば‥‥‥まさかね‥‥‥

思い出のSanFrancisco旅行記(8)  Golden Gateを歩こう

多少の行き違いはあったものの、お昼前にはGolden Gateに到着。
25年前にも同じアングルで見たはずなんだけど、さすがに覚えていません。
橋の近くの展望台から眺めると、さすがに大きい。橋が大きな湾の入り口にかかっていることが実感として感じられます。写真ではなかなかスケール感が伝わらないので、動画を見て下さい。橋の下にある4階建てレンガつくりの建物と比べると、橋の巨大さがわかると思います。



ふと横を見ると、吊り橋のケーブルの一部がおいてありました。その鋼鉄のボリュームの凄いこと。
うっかりして比較するものを入れて撮らなかったので、これまたスケール感がうまく伝わるかどうか。


Bold Steel Cable 2016.1

橋に向ってどんどん歩いて行くと、たくさんの人が歩い渡っていることに気がつきました。
入り口にあったのがこの看板。


Interesting Guide Board 2016.1

この看板、よく見ると、なかなか面白い。
ローラースケートやスケボーは禁止。これはまあ、当たり前でしょう。
わんちゃんを連れるのも禁止?動物との共存が進んでいる国がなぜ?
想像ですが、ここはともかく自転車で歩道を走る人たちがかなり多い。ということで、万一、自転車と交錯してリードを離してしまい、わんちゃんが車道に出てしまうと、大事故につながる危険性があるからではないか?というのが私の想像です。
朝5時から夕方6時半までしか歩いて渡れないよ、というのも。夜間禁止は治安のためかな?
また、自転車は、なぜか日中の3時半から6時半は駄目というもの。対岸まで自転車で渡って戻ってこようとしたら3時半を過ぎていた、なんてなったら大変だ。いや、旅行者がサイクリングで知らずに渡って戻って来れなくなった人は、今までに5000人以上はいるだろうな。


Everybody was walking to the other side of the bridge 2016.1

写真で見るとずいぶん狭い道路だと感じられるでしょ。私も歩きながらそう感じて、よく見ると6車線道路。6車線が狭く感じるなんて、さすがアメリカ。
全長2.7kmということで、歩いて往復すると1時間以上かかるので、2本ある手前の主塔まで歩いてもどってきました。遠くからみるとただの吊り橋ですが、主塔の真下まで行くと、主塔の高さ、遥か下に見える海面、はるか先にあるSF市街があまりにダイナミックで感動です。SFに来たら、ベタと言わずにGolden Gateを必ず歩いて見て下さい。丁度、この時だけ曇っていて、青空に映えるGolden Gateが見られなくてちょっと残念でした。上の動画では、まだ青空があったのに。


The Grove Cafe At Fillmore 2016.1

さて、橋の袂から、再びミュニバスに乗って次に向うはフィルモアストリート。
ここは、カフェと雑貨店、小さなスーパーなどが連なる少しだけお洒落な通り。東京でいえば、自由が丘の裏通りというか、信濃町から青山へ抜ける辺りと言うか、観光地までいかない地元の人の生活圏。


Noah's New York Bagels 2016.1

我々も一段落ということで、「ノアさんのニューヨークベーグル」というお店でベーグルとサンドイッチを買い、イートインコーナーで遅めの昼食を。向かいにスターバックスもあったのですが、ワールドスタンダードのお店より、地元っぽいお店がいいなという選択。
食べている横で、「今日の焼きたてのパン頂戴。」なんてやりとりしてました。


Fillmore Street Under The Blue Sky 2016.1

お昼を食べているうちに、さっきの曇天はどこえやら、サングラスをしないとまぶしい位の晴天に。
SFは、1日の中でも天気の移り変わりがほんとうに激しい。少しオールドファッションな白い木造の建物が、いかにも1970年代のアメリカっぽくて、この沿道、とても気に入りました。まるでこちらのホームドラマに出てくるようなストリート。
Golden Gateのようなベタな観光地も悪くないけど、こんな地元の人しかいないような道をぶらぶら歩くのもいいですね。
結局、南北に走るフィルモアストリートをワシントンストリート交差点からブッシュストリートあたりまでぶらぶら散歩。


Walking ! 2016.1

少し歩き疲れたから、またミュニバスに乗ろうか。
こういう時は、乗り降り自由のチケットが役にたつな‥‥‥
Since 2012.9.23
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