Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

ジャムセッションの歩き方 (16) お店やメンバーのカラーとクセを読もう

最近、また何軒か新しいお店に行ってみました。メンバーも見知らぬ人ばかりだし、ドアをくぐる時は少しドキドキするけど、この緊張感は決して嫌いではありません。それぞれのお店に、色々なカラーがあるものだな~というのを改めて感じました。
別にドアに「うちのセッションは○○に限ります」なんて書いてある訳ではないのですが、同じような嗜好をもった人たちが集まるからでしょう、お店ごとにカラーが出てくる。やはり、店のマスターの好み、ホストのカラー、常連客の嗜好などで、集まるメンバーと曲のジャンルが左右されるのでしょう。


Spring Flowers On My Home 2014.5

管が多いところでは、アップテンポのバップ系が中心のところが多い。最初の1曲、まずコンファメーションから、なんてこともあります。
以前から思っていましたが、管の方はアップテンポの4Beatが好きな人が多いですね。あるブログに、「管はアップテンポで吹きまくる位しか見せ場がないからだ」との分析がありましたが、どうなんでしょうか、管の方?
ピアノの方と話したのですが、アップテンポにするとバッキングのコードがどんどん単純になっていくので、実は余り好きではない、そうそう同感、と意気投合したことがあります。確かに、管はバッキング自体が無いからな。

サンバさらにはファンク、フュージョンが多いお店は、大体リズム隊の嗜好で決まっていたりします。ゆったり系のボサ、ラテンならともかく、アップテンポや16Beatという細かいリズムは、ドラムとベースがそれ風に弾いてくれないと、何か違う、になってしまいます。エレベを抱いて、少しでもスラップのポーズをとっていれば、(音は出てなくても)これは16系が好きなのではと想像できます。
16系のドラムなら、やはりスネアをバックビートでスパンと入れて欲しい。よほどのことが無い限り他人に注文などできませんから、これもドラムのサウンドを聞いて、いけそうならそっち系の曲を提案するということでしょう。

お店の楽器や機材も眺めてみよう。当然、マスターの好みが色濃く表れているはずです。
ギターで言えば、ジャズコーラスやツインリバーブが置いてあれば、Wellcomeなんだなと感じますし、ギターアンプは持ち込みで、なんてあれば余りおよびでないのかなとも思うし。

楽天主義をモットーとしているので、先回りしてあれこれ考えるのは嫌いなのですが、さすがに少し空気読んだ方が‥‥という場に遭遇するときもあります。4Beatに手慣れたメンバーが歌モノで回しているときに、初来店のギターの方がいきなりスペインを提案して、テーマの尺も合わずにぐしゃぐしゃになった時など、同じギターとして顔を上げられなかった。(実話です)


Spring Wave 2014.5

ボーカル中心のセッションはやや特異です。楽器のセッションは、メンバーが集まって1つの曲を作り上げるという意識が強く、選曲も(フロント優先とはいえ)皆で何やろうかと考える楽しみがありますが、ボーカルは、ボーカリストがもって来た曲を演奏する以外に方法がない。だからどうしても、ボーカルVsバックという構図になりやすい。

先日、初めて行ったお店で、最初に歌伴が回ってきました。女性のボーカルから、あるスタンダード曲を16Beatでやりたいとの提案。そんなアレンジは初めてだったのですが、曲が始まるとその上手いこと、これは素人では無いなと急に緊張。ボーカルがぐいぐい引っ張って、リズム隊と私が必死で追いかける。おしゃれな1曲は結構拍手ものでした。お名前を聞いて、帰宅後に調べると、あちらこちらで歌っているセミプロの方。こんな出会いもあるからセッションは楽しいです。

中には、街中の教養講座的になっているものも。
元お嬢さん達が、Fly Me To The MoonやAll Of Me, Tennessee Waltzあたりで出てくるわけですが、ボサと4Beatどちらでやりましょうと聞かれても不思議顔、8小節のイントロからテーマに入れない、楽器ソロから後テーマに入れない‥‥
(さらに、こういう方々に限って、演奏者とまったく会話を交わさなかったり。)
生まれて初めてセッションで歌った方ならまだしも、1年前から毎月来てますといわれると、ちょっと‥‥セッションはカラオケではないので、これではホスト以外の演奏者は集まらなくなるでしょうね。

初対面でも、お互い音楽好きが伝わってきて楽しく演奏できるのが一番でしょう。


The Flowers Setting (By Me) On The Flower Bed 2014.5

最後にセッションの音源を1つ。初めての譜面を出されての歌伴。今から聞くと可愛らしい曲ですが、初めての曲ということで、演奏が今一だったかな。ま、堅いこと言わずに。
実はこの曲、今も曲名がわからないので、ご存知の方ご教示下さい。
ギターは何を使ったっけ‥‥

Excerpt From Vocal20130907 (96Kbps)






ジャムセッションの歩き方 (15) ギタリストの悩み

セッションでのギタリストの悩みは‥‥、ずばり演奏する前の準備にどうしても時間がかかる。
しかも、他の楽器の人がそれを理解してくれない(出来ない)こと。(泣)
以前書いたように、セッションではもたもたせず、多くの人が演奏できるように心がけるのが掟です。
しかしそう簡単にいかないのがエレクトリックギターなんです!

(半分実話その1)
初めて行ったお店で、自分にセッションの順番が回ってくる。ギターを抱えて前に出ると、アンプの電源が入っていない。少しがっかりするが(注1)しょうがないなと思いつつ、アンプの電源を入れようとするが入らない。良く見るとコンセントがささってない。
(もう!)と思いつつコンセントを入れようとするが、初めての店でコンセントの場所がわからない。
うろうろしていると、背中から「アンプの操作わからないんですか?」とマスターの声が。
そうじゃなくて‥‥と声を荒げるのも大人げないので、「コンセントどこですか?」と。
やっとお店の人も事情がわかったらしく、ドラムの後ろのコンセントにつなぐ。
(そんなところわかるか!)

気を取り直してパラッと音を出そうとすると、「グわ~ん」とんでもない音が出る。よく見ると、2ボリューム式のアンプで1st Gainのつまみがフルアップになっている。
(昨晩のブルースセッションで使いっぱなしだったんかッ!)
と思いつつ Gain=1にしてマスターボリュームで音量を調整する。(注2)

「なんの曲をやりますか?」既にステージに立っているDr.Bs.Pf.Saxの4人は、そろそろ始めようよという目で見ている。私が呼ばれたのだから、私が当然選曲しなければならないのだが、アンプとの格闘ですっかりてんぱってしまった。練習してきた初めての曲にチャレンジしようと思っていたが、それどころではない。こうなったら無難なところで行こう。「オールオブミーでお願いします」

Pfが待ちくたびれたと言わんばかりにイントロを入れる。ま、1曲目はさらっと流すか、とテーマを弾くと、「ボム、キン」とトンでもない音が出る。慌てて弾きながら振り向いてアンプのパネルを見ると、3トーンのつまみが Low=10, Mid=0, High-10 ととんでもない位置になっている。
(昨日、ヘビメタでもやったんかよ!(怒))
慌てて、3つのトーンを3,3,3のセッティングに戻す。ついでに横のReverbつまみが 5 とお風呂場状態になっているの気づき、0に下げる。テーマを弾きながら、こんなことがすいすいできるわけも無く、テーマはぼろぼろに。オールオブミーのテーマも弾けないと勘違いされたかなと情けなくなり(泣)、かくして曲全体の演奏もぼろぼろに‥‥

(注1)ギター界では、なぜか真空管アンプが偉いことになっているが、真空管アンプというのは電源を入れた直後は、つややかな音が出ない。演奏10分前には電源を入れて欲しい。
(注2)ギターアンプは普通2つボリュームがあって、その組み合わせで音を作るようになっています。ジャンルや使用ギターによって、組み合わせが異なってくる。中には3つあるものもあり、初めて使うアンプだと、しばらく眺めないとわからない。

(掟32)初めてのお店に来たギターの人は、アンプとの格闘に多少の時間がどうしても必要。
最低でも電源位は店側で入れておいて欲しい。(掟というより要望だ。)


KURI  2012.10

ギタリストなら、エフェクターをまったく使用しないという人は少ないでしょう。フルアコでコンサバジャズしか絶対にやらないという人ならともかく。しかし、セッティングに時間をとれる自分達のコンサートならともかく、セッションや何バンドかが入れ替わりたち代りステージにあがる形式だと、事態は一転厳しくなる。

本当は1つ1つ好きなメーカーのエフェクトをつないで足元に並べたいところだ。が、さすがにこんな余裕のあるセッティング時間がとれることはまず無い。自作のエフェクトボードに好きなエフェクトを並べておく手もあるけど、手間もかかり、重量もかさみ、そこまでの気力と体力は無い。
ということで、私はマルチエフェクターにしています。(以前の記事 を参照。)

(半分実話その2)
Fusionセッションで私が呼ばれる。最初に呼ばれれば1分でも2分でもまだ少し時間が取れるのだけど、こういうときに限って一番最後に呼ばれる。(泣)(注3)
マルチエフェクターにACコードをつなぐ。ここで(半分実話その1)のような悲劇が起こることも多いが、ここはうまくいったとしよう。
アンプにつないで、音量音質の調整を始めようかという時に、
『●●さん(私のこと)、曲は「Cantaloupe Island」にしますか?それとも「黒いオルフェ」にします?』
あれ??さっき Cantaloupeという話が聞こえたから、エフェクターをセットしているのに、黒いオルフェじゃエフェクターいらないよ。慌てて振り返ると、サックスの人が黒いオルフェと言っているらしい。

(ステージに上がってから、曲変えないでよ!)と思うが、気が優しくてずばりいうことも出来ず、
「Cantaloupe って、さっき聞いたような気が‥」と独り言のようにつぶやく。(注4)
当然、曲が何になるかは大問題なので、さして気にしていないふりをしつつ、耳ダンボでこのやりとりを聞いている最中は、エフェクトの調整は手付かずだ。
やっとこさ当初予定の Cantaloupeに決まった時には、サックスの人がカウントを出し始めている。

Cantaloupeなら、クリーンにオーバードライブ、バッキングでフェイザーと3種類は使いたい。
いや、バッキングはコーラスで無難に行くか‥‥もう考えている暇がない。
(まだセットも出来ていないのに、もしかして、好きな曲が出来なかったあてつけ?)
いや、基本、性善説をモットーとしている私が、疑心暗鬼になってはいけない。
テーマはサックスがとってくれるので、とりあえず、バッキングで様子を見るか。
あれ?コーラスはエフェクトセットA-3だっけ、B-3だっけ?(注5)
かくして、かくして曲全体の演奏はぼろぼろに‥‥

(注3)これをセッションマーフィーの法則といいます。
(注4)一度決まりかけた曲を、演奏直前で代えるのはセッションでは大きなタブーです。(実話その2)のようなケースではまだなんとかなるけど、初心者の「その曲は出来ません」攻撃が、最終段階で出たときは(轟沈↓)です。
(注5)マルチエフェクターは、いろいろな音色をスイッチで呼び出す仕様になっているので、歳を重ねて記憶力が減退してくると操作が混乱しやすい。私は、こんなことにならないように裏面に貼っていますが。

(掟33)エフェクターのセッティングが多少の迷惑をかけることは、ギタリストなら百も承知なので、せめて1,2分位は、他のメンバーで何らか進めておいて欲しい。(これも要望か。)

ついでに、
(掟34)エフェクターを使うのは、回りが顔見知りで、曲の傾向がわかっている時に限ったほうが超無難。

ジャムセッションの歩き方 (14) 新しいお店に行ってみよう!その2

(3)音楽の傾向

お店A
平日夜はライブ、週末はセッション中心という感じで、音楽の傾向はほぼJazz1本。勿論、ボーカルやボサノバなどのソフトタッチのものもある。セッションにも力を入れていて、毎月4回位開催している。ホストバンドにもCDを出しているセミプロが結構いるので、ホストの演奏は非常に安定している。
そんなに回数行った訳ではないけど、こういうお店の方針は、集まる人にそのまま反映されるので、ここはかなりJazzが好きな人が多いでしょうね。4Beatのインスト中心かな。
私が行った時は2回ともなぜかドラムが多かった。
昼間に軽いライブや演奏をやっているのも特徴かな。
ライブに出ている人がセッションにも来たりと、セッションも上手な方が多く、私などは少々気後れしてしまいます。ただし、お店の人も客層もフレンドリーなので、雰囲気はとてもいい感じです。

お店B
こちらは、Jazzだけでなく、ブルース、軽いロック、ポップスと幅が広い。セッションもJazzは月1回で、他のジャンルのものが月2回程度。平日の夜は普通の飲み屋のようで、ライブはそれほどないようです。
ここは近場の人中心みたいなのりで、お店Aに比べて気楽にできる。キー不明のおじさんボーカルがいたりと、かなりゆるい感じもある。もちろん上手い人もいる。こういうところはメンバーの組み合わせによって、ピンからキリまで体験できたりする。これをいいと思うか否かは、求めるものの違いということで。

お店C
こちらはJazzのライブ中心のお店で、ほぼ毎日やっている。セッションは月2,3回でJazzオンリー。結構本格的なお店のようです。機材からみてもそうですよね。セッションではお店Aでご一緒した人にばったり会ったり。この世界の狭さを改めて感じました。
私が行った時は、ギターが4人。やはりツインがあるというのが引き寄せるのかな。


2013.2 Ranunculus

(4)その他
私はタバコの煙がかなり苦手です。食事でも何でも近くでタバコを吸われると、それだけでお店を出たくなる。ということで、お店Aの店内禁煙というのは非常にありがたいし、お店Bのようにバンバン店内で吸われるところは、ちょっと敬遠したくなる。このあたりもお店のポリシーでしょう。
でも、お店Bのホストさんは、初めて来たお客さんにいろいろ話しかけている。こういうのは、不安な気持ちで参加したお客さんにとって気分いいですね、やはり。

(5)お店の選び方
いきなり結論ですが、お店選びに絶対的なメジャーはありません。
わかりやすい話でいえば、お店の機材や客層、音楽志向が自分にぴったりあっているお店なら自分にとってベストのはずです。が、このお店が自分の家から1時間半かかるとなれば、残念ながらしょっちゅう通うのは難しくなるでしょう。つまり、ある人のベストのお店が他の人のベストのお店には、必ずしもならないということです。セッションの荷物が多い楽器の方なら、駐車場事情のウェイトが大きくなるでしょう。
セッションをやる上で、自分にあったお店を見つけることは結構重要なことだと思います。そこで新しい音楽仲間が見つかるかも知れないし。近場から含め、ともかくいろいろ覗いて見るのが一番でしょう。
セッションの場で、あそこのお店結構いいですよ、なんて話しになることも多いですから。

(掟31)楽しんでできるお店が見つけられるよう、あちこち行ってみよう。


2013.2 Ranunculus Bouquet in my Home

ジャムセッションの歩き方 (13) 新しいお店に行ってみよう!その1

新しいお店に行くのは、いつになっても緊張します。
昨年、3軒新しいお店に行ってみたので、そこの感想を書いてみたいと思います。
新しいお店にいくとこんなこと思っているんだ、と感じてもらえれば。
別に注文をつける訳ではないので実名でもいいのですが、1,2回行っただけのお店を店名を挙げて書くのも気が引けるので、お店A,B,Cとしておきます。場所は、3軒とも東京都下ということで。

(1)立地、建物、店内
お店A
ここは、最近できたお店らしく建物も店内も非常に綺麗。
その代わり、店内はかなり狭い。ライブセッションをやるお店は、当然、ドラム、ピアノ、アンプその他機材を置かなければいけない、そこにギターや管を抱えた人が何人も集まるのだから、普通の喫茶店、レストランに比べるとどうしても狭くなってしまう。
満席なら20名近くは入ると思うけど、こうなるとカウンターへの注文はおろか、トイレに立つのもかなり難しくなってくる。10名位までが適当かも。

お店B
ここは、昔からの飲み屋をライブもできるように改造しています。
店内の雰囲気は、典型的場末のキャバレーだ。(あくまで雰囲気です。)
その代わり20名位ならゆったり座れそう。フロアは超うなぎの寝床で、ステージから遠い席もあるけど。
1人で来たときは、隅っこのカウンターに座って、演奏を見ながらバーボンでも飲みたいのですが、ギターを抱えながらそのようなことは不可能。1曲終わってもう一杯バーボンでも注文するかと90度体を回転させたとたんに、横の人の顔にギターのネックが激突するのがオチ。
(まるで、ドリフターズのギャグだね。)

お店C
ここも昔は飲み屋だったのでしょう。その一角に楽器を置いて演奏できるようにしている。ここは地下になるので防音的にはいいね。ここは3軒の中で一番広く、形も方形なので広々している。
弱点はお店に駐車場が無いところ。近くの時間貸しにおいて歩いてこなければいけない。
ボーカルの人なら、電車で来てもいいだろうけど、楽器と楽譜を持ってこなくてはいけないセッションは、駐車場の状況が結構重要。ウッドベースの方なら、歩いて5分以上駐車場が離れているところには行きたくないでしょう。勿論、余計なコストもかかるし。
こういう点、お店Aのように、店の前が駐車場で何台かとめられるところ(無料)は大きなアドバンテージですね。



2013.2 Tea Cup

(2)機材
お店A
ピアノはアップライト。ギターアンプはケンジョーダンのチューブ。音はいいけど、なぜかリバーブが全然効かない。そういうアンプなのかな。
ステージというか楽器を置いてあるコーナーは狭いので、マイクを何本も立てるようなバンドは不向きでしょう。4人位のジャズコンボが丁度かな。ステージは無いので、6人位で演奏すると、お客さんの間に立って演奏するような感じになる。臨場感があるといえばありますが。

お店B
ピアノはアップライト。ギターアンプは Fenderの BassMan。この音もなかなかいい。ただしステージが狭くて、客席と90度の向きで置かれているのは少し残念。
ステージは狭い部分が1段高くなっているので、かなり注意しないと、ギターやサックスでマイクスタンドを客席に倒す事故がおこりそうで怖い。

お店C
お店が広いだけあって、グランドピアノにハモンドオルガンを常備。これは相当贅沢なほうでしょう。特にハモンドを常備してある店は少ない。当然、これを弾くためにこのお店に来ている人は多いでしょうね。
そしてギターアンプは、なんどフェンダーツインリバーブ!リッチですね、ここは。私も何十年ぶりかでツインを弾きました。
このお店だけは、演奏中に人と衝突したり、譜面スタンドを倒したりの心配がないので、のびのび演奏できます。

続く‥‥


2006.2 Cactus On The Desk

ジャムセッションの歩き方 (12)  出た~~! 黒本 The 2nd

歩き方その6で、譜面なら黒本だ、と書きました。
○○ページでお願いします、という決まり文句は、1年前であれば青本を無条件に指していたが、半年前は、青本、黒本の別を言うようになっていた。そして暮れからは、○○ページといえば、無条件に黒本を指すようになっていた。それだけ黒本の伝染力は強かったようだ。暮れからの話題は「黒本の続編が出るんだって?」という話だったけど、本日、ついに入手しました。その速報です。


黒本 The 2nd 2013.1

最近は本屋で本を買うのが面倒なのでアマゾンでが多い。特に分厚い本は、仕事帰りに買うと重いし。1/25金曜日夜にアマゾンに注文。来るのは月曜日か、いや注文殺到で数日待たされるかなと思っていたら、日曜日朝に配送。早い!これでは本屋がやっていけないわけだ。(もちろん送料無料。)

収録曲は、アマゾンのページにも載っているので繰り返さないけど227曲はボリューム十分。
これで3500円なら安いものだ。ざっと見ると、3つのカテゴリーに分類できるようです。
(あくまで、自分の頭の整理では、という意味です。)

(1)青本に載っていた有名曲
黒本が出た時、これでやっと青本を使わなくても済む。譜面を持って歩くのは結構重いので、これ1冊持っていけば‥‥‥、ん?あの曲なんで入ってないの?
と感じた人は多いでしょう。何を有名曲というかは人ぞれぞれですが、現在のセッションの場でよくやられる曲が、いくつか入っていないのは事実だったし残念だった。

As Time Goes By, Blue Moon, Cry Me A River, Danny Boy, I Got Rhythm,
Isn't She Lovely, Moon River, Road Song, Tea For Two
あたりがこのグループでしょうか。

(2)最近の曲だけどセッションやコンボで時々演奏される曲
ここでいう最近の曲とは、1920年代から1950年代くらいまでのJazzと映画音楽の黄金期に比べて新しいという意味です。決して最近の新譜という意味ではありません。しいて言うと1970年代から2000年頃まで、20世紀最後の30年位でしょうか。
マイルスが電化マイルスになり、チックコリアがカモメを飛ばし、エレベのハーモニクスに驚き、ギターにエフェクトをかけ出した時代といったほうが、わかる人にはわかりやすいはず。

Affiirmation, Bright Size Life, James, Look Of Love, La Fiesta, Travels,
You Are The Sunshine Of My Life, Freedom Jazz Dance, Eye Of The Hurricane,
この辺りでしょうか。

私としては、ほとんどリアルタイムで聴いた曲なので、ジャズのスタンダードが古典とすれば、このあたりの曲は青春の思い出とでもいうべき曲です。わかる人にはわかるだろうが、Pat Methenyの曲が結構取り上げられているのがとても嬉しい。
一度はやってみたいと思いつつも、こんな曲の譜面は見当たらないので、結局、自分でコピーして譜面を作るしかなかった。上に並べた曲も、最後の1曲を除いて、すべて自作譜面で時々演奏してきた。
セッションやコンボでこのあたりの曲をやるのは、スタンダードの演奏とは全然異なる喜びです。

(3)新たに追加されたスタンダード曲
今まで青本には無かったけど、Jazz のスタンダード曲として有名な、あるいは隠れた名曲ももちろん追加されています。このカテゴリーの曲は上げていくときりが無い。全体227曲のうち(1)と(2)を除いた曲というのが一番早いでしょう。

青本のうち、黒本1と黒本2に載っていない曲は、もちろんまだいくつかあります。今日、せっかく黒本2を入手したので、日曜日で少し時間があったので数えたら37曲だった。(笑)
37曲というと結構あるようですが、この中で時々取り上げられる曲は、

Brazil, East Of The Sun, Eyes Of Love,In The Still Of The Night, Willow Weep For Me
Moritat, Our Love Is Here To Stay, Recado Bosa, So Dance Samba, S'Wonderful,
あたりでしょうか。
これら10曲位は、ちょっと惜しかったなという気がします。
もしかすると、Mistyと同じように版権の関係で泣く泣く諦めたものがあるのかも知れません。
その他の約20曲はあまり見かけない曲なので気にしなくてもいいか?
(私が知らないだけという可能性もありますが‥‥)

ともかく、今まで黒本と青本を2冊持ち歩くという中途半端感は気持ち悪かったけど、今度からは黒本1と黒本2を持っていけばいいという決心がついた。黒本を買った人の中で、2をどうするか迷っている人は結構多いでしょう。納さんには何の義理も面識も無いけど、私の中での結論を書いておきましょう。

(掟30)セッションといえば、黒本と黒本2だ


Autumn Corner 2012.11


Since 2012.9.23
プロフィール

Author:AKISSH
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休日は、You Tubeで好きな曲を見つけて
コピーしたり、カメラ片手に旅を。
そして海外に飛び出そう。
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(5th Anniversary)(その1)

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