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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

Earl Klugh Live At Blue Note NY (2017.8.8)


Blue Note NY Greenwich Village 2017.8

(今日、66,666 Hitを迎えました。私のブログに遊びに来て頂いた方すべてに感謝します。)
この夏、ブルーノートにアールクルーを聞きに行きました。
あれ?アールクルーって今夏、来日していたっけ?
実は、東京は南青山のブルーノートではなくて、New Yorkはグリニッジヴィレッジのブルーノート。
ずっと前から行きたかったNew Yorkに、この夏ついに行ってきました。New Yorkといえば絶対にライブ、ということで最終的に選んだのがこの公演でした。

アールクルーのライブサウンド以外のこと、例えばお店のシステムとか他のライブハウスのことなども沢山書きたいことはあるのですが、それらは、別途、予定しているNY旅行記で書くこととし、今回は中身の紹介に徹します。

1970年代後半から80年代のフュージョンブームの頃に夢中で音楽を聴いていた方、しかもギターに興味がある方なら、好き嫌いは別として絶対に知らない人はいないと思われる異色のギタリスト、アールクルー。アコギ1本で勝負する黒人のギタリストは、それだけで異色でした。フュージョンが大好きだった自分も、アールクルーに大いに惹かれました。今となっては最初に聞いたのがどのアルバムか忘れてしまいましたが、数多くの中で1枚あげるとすれば、やはりこのアルバム。


Finger Paintings(1977)

出た―!私がいうところのフュージョン核爆発の年、1977年の作品。
持っていたLPもほとんど処分してしまいましたが、これは結局CDで買い直して今でも聞いてますもん。
アコギというとイージーリスニング的とらえられ方をするのが気に入らないのですが、このアルバムのアレンジとバックは、泣く子も黙るデイブグル―シンファミリー。ビートが効いてラテンフレイバーでダンサブル、でもどこまでも優しいクルーサウンド。やはり、1曲1曲のメロディーが本当に素晴らしい。「優しくてさわやか」となれば容易に想像が出来るよう、当時、色々なTV番組のテーマ曲(天気予報とか)になっていました。

今宵のメンバーは、
Earl Klugh(Gt)
Al Turner(Bs)
Ron Otis(Dr)
David Spradley (Key)
Tom Braxton(Sax)            
というもので、ドラム、ベース、キーボードのリズム隊は、ここ10年ほど一緒に活動している気心知れたメンバー。サックスも最近よく一緒にやっているな。
(YouTubeの「Earl Klugh Live at Java Jazz Festival 2013 」をご覧頂くと、サックス以外は今晩のメンバーがプレイしています。)
ジャズの場合、日替わりでメンバーを変える人も多い中で、バンド的に行動を共にするというのは珍しい。ある程度歳をとってきて、あまり神経を使わなくてもプレイできる気心知れたメンバーが心地いいのかな、と思いました。アールクルーも64歳だもの。



向こうのライブハウスは、一般的に、開演前だけでなく公演の最中も写真が許されているので、その時の写真と、せっかくなので動画を1本。バックのお店のアナウンスを聞くと、「録音とフラッシュ撮影は駄目ですよ。おしゃべりは小声で。」なんて言ってますね。今回は忠実に守りました。
アールクルー以外のメンバーの準備が整い、アールクルーをステージに呼び込み、動画最終のキーボードの刻みから今宵の演奏が始まった、まさにライブスタート時のもの。

1つだけ心配ごとがありました。
今回のアールクルーの公演は8/8から8/12、毎日PM8:00からとPM10:30からの2ステージ制の計10ステージ。こういう連続公演の場合、最初のステージは絶対に避ける、というのが音楽好きの間では常識です。お店の音響もまとまって無いし、新規メンバーが慣れてなかったり、新曲や新アレンジで微妙なミスが出ることもある。(さらに日本公演ならミュージシャンが時差ボケ等で疲れている。来日公演初日は、チケットの売れ行きが低調なのは常識です。)
しかし、翌 8/9が New York滞在最終日で帰り支度をしなくてはならず、8/8しかチャンスがない。また、PM10:30からのステージは終わりが12時になってしまい、NYの街を深夜に移動するのは絶対に避けたい。(お店のあるグリニッジビレッジ周辺は、バブル期の渋谷道玄坂のようなところで、深夜のタクシーはまずつかまらない。)
消去法で、初日の第1ステージとならざるを得なかった。一番条件の悪い。
心配事は私の杞憂で終わってくれればいいのだが。


My Seat Was Very Close To The Stage 2017.8

‥‥‥その杞憂は当たってしまいました。
残念ながらアールクルーのコンディションはいいとは言えなかった。
有名曲のメインテーマにもミスが目立つ。たまにミスどころか、他のメンバーがフォローの音を入れるくらい。アールクルー自身も、何曲か弾いた後、どうもすっきりしないなと後ろを向きながら首をかしげる。アールクルーから5mも離れていない、ステージ直近の席で聞いただけに、そういう一瞬の雰囲気まで伝わってきてしまうのが辛い。

ここしばらくアールクルーのライブを見たことがなかったので、年齢のせいなのかと思いました。
が、帰って来てから、先ほど紹介した「Live 2013」を見る限り、十分聞けるサウンドの冴え。
直前の練習が体調不良とかアクシデントでままならなかったのか?
後半はやっと安定してきました。翌日以降のステージはどうだったのでしょう。
お金を出したのにいいサウンドが聞けなくて残念というより、かつての自分のギターヒーローが輝いていない姿を見るのが少し辛かったです。


Earl Klugh ! 2017.8

ライブでは、いつも演奏曲名をコースターにメモしてくるのが私の習慣なのですが、紙ナプキンの切れ端にメモしたものが、まだ旅行の荷物が未整理で見つからない。帰り際にデイパックに突っ込んだのに。
NY旅行記までに発見したら、改めてセットリストを載せます。

バックの4人は、長年一緒にやっているだけに息がぴったりあっていて、気持ちいいサウンド。軽くてタイトなドラムは特に気にいりました。もちろん、Midnight In Sea Juan、Living Inside Your Love、Heart String、Brazilian Stomp、Vonetta などの珠玉の名曲を、きっちり演奏してくれました。
一番の盛り上がりはDr. Macumba でのアドリブ合戦。

New York で Earl Klugh に会えるとは思わなかったよ‥‥‥

Comments
 羨ましいです
NYのブルーノートでEarl Klughですか・・・羨ましすぎです。
最高のシチュエーションですよね・・・。

Earl Klughの演奏する”いそしぎ”は何回聴いても素晴らしくて、彼のテイクの中ではいちばん好きですね。

私も死ぬまでにもう一度だけで良いからNYに行きたいと思っています。5年後くらいには行きたいと思います・・・。

今年の夏のAKIさんはマイレージが溜まったのではないですか?
本当に羨ましいです。
 Re: 羨ましいです
kamiyo.mさん、コメントありがとうございます。
NYのブルーノートでEarl Klugh、
いくつかのライブハウスのスケジュールをクリックして、
見つけたときは本当に嬉しかったです。

「もう一度」ということは、既にNYに行かれたことがあるのですね。
私は、行きたいと思ってから15年間思い続けた夢でした。
そのうち思い返しながら、NY旅行記もアップしたいと思います。

 アールクルー
せっかく本場ブルーノートに行かれたのに、初日で、アール・クルー本人の演奏がちょっと不調だったのは残念ですが、全盛期も生のガットギターでPAに苦労しているという話があったので、そうしたことからも、ナーバスになって演奏に反映することも多いように思います。

アール・クルーは、初期の作品はどれも名盤で、「ハートストリングス」も名曲だらけですが、何と言っても、「ダンス・ウィズ・ミー」収録の「フィンガーペインティング」が一番ですね。

77年のフュージョン核爆発というのは本当に実感でして、今、J-Fusion40周年キャンペーンをワーナーでやっていますが、国内ミュージシャンだけでなく、海外のクロスオーバーが脚光を浴びたのも77年だったと思います。

もうワカメになって聴けないカセットですが、ラベルを見ると、77年8月に、アスペクトインクロスオーバーで、リトナー、カールトンを続けて特集、10月から11月にかけて、ジェントルソウツのスタジオライブや渡辺貞夫とのライブ、12月にはカールトン、スタッフのライブを録音していました。

翌年ですが、「トライアングルスペース」として、高中、香津美とアールクルーの共演をゴールデンライブステージで2週にわたり放送、このカセットもだめになっていて、ショックです。

 Re: アールクルー
ギターマジシャンさん、いつもコメントありがとうございます。

ギターマジシャンさんとは、同じ時期に同じ音楽を聴いているので、
アスペクトインクロスオーバーもゴールデンライブステージも良く聞いていました。
間違いなく、コメントの番組、聞いていたでしょう。
当時は当然ネットが無いので、既発のLP以外の音楽ソースはFMしかなかったから。
しかし、いいライブ番組が多かったな~

万全なサウンドではなかったですが、New YorkでEarl Klughのライブを聴けるなんて、
自分にとっても、わずか半年前まで夢の夢。
それ以外のエピソードも含め、NYはやはり世界の音楽文化の中心だなと感じました。

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