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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

ディープアジア香港旅行記(8)爆笑、シンフォニーオブライツ

うちの家族のことで一つ、いいなと思っていることがあります。
世の中のいろいろなものを、駄目だ、つまらない、まずいと否定しないことです。
日々いろいろなことに直面するけど、一つ一つに問題を指摘し、ケチをつけていけば家庭での会話が、殺伐としたものになってしまう。ふと気が付くと「これはおかしい」「つまらない」と否定語が口癖になっているような人が、時々いることに気がつきます。
(自分が言ってしまった場合は、後から大いに反省します。)
特に、日頃の常識が通用せず、いつもの食事が無くなる旅行で、多くなるような気がします。
そんな会話が家族間で交わされず、何事も楽しんでしまう。これが私の小さな誇りです。

いきなり何の話?香港旅行記じゃないのか?
実は今回の旅行で、この話に直面した出来事があったのです。そんな個人的な話をされてもと言うなかれ、今後、香港に旅行する方は99%同じ事に直面するでしょう。


るるぶ香港 より

ホテルでバスに浸かって一休みしているうちに、あたりも暗くなってきた。
3日目夜のメニューは「シンフォニーオブライツ」見学。尖沙咀と香港島の海峡を舞台に、高層ビルからレーザー光線が夜空に発射され、海峡を豪華客船が通る一大スペクタクルらしい。なにしろ、るるぶ香港の巻頭に美しい写真が2ページ見開きでドーンと載っている。

海沿いの時計塔の近くあたりがメイン会場らしいので、海風にあたりながら10分前に到着。海峡全体が舞台で、どこからでも見えるのですが、せっかくなので最前列まで進む。15分間しかないので、うろうろして一大スペクタクルを見逃すことだけは避けたい。


Clock Tower by The Sea 2016.12

8時になった。最初は前哨戦というか、香港島のビルから1本づつレーザービームが出る。近いと思った香港島ですが、レーザーがかすれて見えるところをみると結構遠いのか。交響曲でも、第1楽章、第2楽章は抑えながら最後の盛り上がりに突入するのが常套手段だ。なんだかワクワクしてきた。

豪華船の上からこのショーを見るツアーもある。まだ海峡にはフェリーの半分位の小さな船が2隻しかいない。多分、スタッフ船でクライマックスにあそこから花火が盛大に上がるのだろう。豪華客船はまだ姿を現してないようだ。こういうショーは世界中で見慣れているので、こちらも大体予想はつく。

会場全体に音楽が鳴り響く、と聞くとストラビンスキーの「火の鳥」のような曲を想像するでしょうが、テンテンシャンシャンとどこかの町内のお祭りのような音楽が聞こえてきた。しかし、ここは日本ではない。この祭りばやしが遣唐使以来の伝統だということだってあるかもしれない。馬鹿にしてはいけない。


‥‥1本づつ出ているレーザービームが増える気配がない。
「あそこのビルの上から出ているのもレーザーじゃない?」伴侶がいう。
確かにそんな気もする。それを合わせれば3本になる時も時々ある。
目の前の小さな船が、どうも見学ツアーの船らしいこともわかってきた。

どこでショーが終わったのかは一応わかった。夢中になっていたというより、2分おきに見ていた時計が8時15分を指したので、多分、今終わったのだろうと。


開始前ではなく真っ最中の様子 (ぜひ、会場のBGMを聞いて下さい。)

終わったので夕食に行こう。感動はしなかったが、ここで「これはおかしい」「つまらない」と言うのはうちの家訓に反する行為だ。香港でのせっかくのクリスマスをぶち壊すようなことは言いたくない。自分の釈然としない気持ちはともかく。
ショーを見た直後にも関わらず、2人ともそのことには一言も触れずにお店に向かう。

夕食のお店は昨日、今日と2晩続けて立ち寄った、ホテルの向かいのおしゃれなバー。注文をしたら「昨日モキテタデショ!」とお店の女性に言われました。それほど人がいない訳でも、日本人が珍しい訳でもないと思うけど、ちょっとうれしい。
ちなみにビールと料理はおいしかったのですが、今晩の「シンフォニーオブライツ」にあたったらしく、私としては"非常に珍しく"食欲がなく食事を残してしまいました。


At The Biergarten Cafe 2016.12

ホテルの部屋に戻ってきて、伴侶がスマホで何か調べている。
一杯でてきたよ、と言うのでオバケでも出たのかと思ってみると、
「シンフォニーオブライツ」「がっかり」「残念」と検索すると出てくる出てくる。


豪華客船? 2016.12

(以下、口コミサイトより)
「8時になってもガイドブックで目にしたような素敵な景色は現れません。子供が『ライトらしいものが見えた気がするよ』と言いますが、そんな気がするレベルのものではないはずと思った私は、もしかして今日は中止だった?と思い人に聞く‥‥やっぱり子供が見たものはシンフォニーオブライツの光だったのか。と改めてガッカリしました。」

「ライトショウ、これからもっと盛り上がるだろう‥‥と何度も思いながら‥‥終わっちゃいました。」

「来る前は15分はずいぶん短いと思っていましたが、半分くらいで飽きて帰りました。」

「開始後、やけに長いなと思って時計を見たら、まだ5分も経っていなかった。」

「内容のショボサは聞いていて全然期待してはいなかったが、予想以下だった。」

「えっ?もう終わったの?1人で大笑いしてしまいました。」

「もしこれを有料でやってたらブチギレていいレベル!」

「世界3大ガッカリ」

日本人だけかと思ったら、世界一の旅行口コミサイト、トリップアドバイザーからも沢山出てきました。もちろん評価点1。

「Perhaps the most overrated attraction in Hong Kong.」
(香港で一番過大評価されているアトラクションだ)

「The biggest waste of time ever....」
(人生で一番の時間の無駄使いでした。)」

「Forget it」
(忘れた方がいい。)

「完全被騙了」
(完全に騙されたよ。 でしょうか、中国語の雰囲気として)

「un milione di persone che per andarsene ci abbiamo messo un ora !!!」
(さらにわかりませんが、かなり怒っていることは間違いない。)


A Kind Of Dinner 2016.12

このショーを見て唯一良かったことは、世界中の人の感想を読みながら2人で爆笑したことでしょう。
これほど世界中と一体感を感じたことも珍しい。こればっかりは自分の目で見て感じないと。

(Tips その5)シンフォニーオブライツに行く行かないかは個人の自由ですが、船上からこのショーを見るツアー(ガイド付で数千円とバカ高。)だけは絶対にやめておいた方がいい。

う~ん、香港に行っても絶対に見に行かない方がいいと書きたかったのですが、ここまで聞くと人間、逆に行きたくなるかも知れないな。

逆効果だったか‥‥‥怖いものみたさ‥‥‥


Comments
 あきまへんがなw
紙を切って影絵を作る師匠のBGMではないですかw

今年に入ってから数々の良くないアクシデントに見舞われて落ち込んでおりましたが、一気にアゲられました。ありがとうございます。

ご夫妻でネット評を読みながら爆笑されているのを想像してコチラも激笑しました。"Forget it"てw
 Re: あきまへんがなw
はたして、このショーを見たのが良かったのか悪かったのか、自信がなかったのですが、
人を心から笑わすことが出来たというのは、やはりいいことだったな。

物事、考えようですね。
 そう言えば…
旅行口コミサイトのくだりで、思わず笑っちゃいました😄
1996年の年末に行ったきりの香港ですが、その時訪れた公園(確かタイガーバームガーデン?)にも目がテン(・・;)になった記憶が…。今もあるのかな?
 Re: そう言えば…
コメントありがとうございます。

1996年には、このショーはまだなかったのでしょうね。
タイガーバームガーデンは行ったことが無いのですが、行ったほうがいいのか悪いのか?
 
シンフォニーオブライツは無かったと思いますが、香港島のビルからレーザービームが出ていたのを見た記憶があります。まあ、「ちょっと綺麗な夜景」という感じだったでしょうか。
タイガーバームガーデンは…『これは一体何だろう…?』という極彩色の造形物があちこちに。公園自体は余り大きくありませんでした。
もし時間を持て余すようなら、話題づくりに行ってもいいかも…という程度。次また行くか?と聞かれたら、NOですね(^^)

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