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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

Wait a Little While(1978) Coverやっと出来ました

今回のカバーは結構手間がかかってしまいました。まず聞きながらお読み下さい。



E.Guitar : Fender Japan Stratocaster ST-80SPL/R 2002
Effect : Zoom MS-50G
Keyboards & Strings : Korg Toriton Le
Backing : BIAB (Tito マンボサルサ)
Video : Near The Lake Louise, Canada 2015.8
Arranged and Played by Akissh

(前回)Wait a Little While(1978) 大橋純子と Patty Janura と Kenny Loggins

カバー曲が決まると、まずすることはカバー曲の譜面作り。
コードをとってメロディをコピーする。(場合によってはリフや裏メロも。)
私の場合、いい曲だな自分でも弾いてみたいなという曲は、時々譜面を作って貯めています。今回も、正月に大橋純子の記事を書いた時点で、この曲をカバーすることに決めていて譜面も出来ていました。

ただ、コードコピーをやったことある方はご存じでしょうが、すぐに出来てしまう曲もありますが、90%位まではさっとできても残りの5%、数小節でつまづいてしまうということが結構あります。
今回も、2小節どうもすっきりしないところがありました。

譜面が出来たら次は、カバーの方針決め。つまりどの程度原曲をアレンジするか。
若いころはストイックに完コピしていた時期もありましたが、完コピを目指すと1曲を3日で1000回位聞くことになります。それも4小節とか細切れで。結果、大好きだった曲が、もう2度と聞きたく無い位になってしまう。今はもうできません。

今のカバーポリシーは、
「原曲の良さを残しながら、むしろいかに原曲と違ったテイストの曲にできるか」です。

何度も書きましたが、Band In A Boxを最大限生かして、千以上あるスタイルの中からユニークで素敵なものを選んでくるという、楽しく簡単な作業で出来るようになりました。
スタイルとは、簡単に言えばリズムパターンです。色々な楽器で演奏したパターンにコードを流し込むと、そのコードで演奏してくれるという優れもの。同じコード進行でも、生べ、生ピ、ジャズドラムでやったものとスラップベースとエレピでやったものはまったく感触が違いますし、シーケンサーのように音符をこちらが指定する訳でないので、その楽器にあったフレーズで演奏してくれます。
今回はサルサ。ちょっとサンバっぽく原曲とはまた違ったテイストで面白そうなので決定!


The Lake Agnes, Canada 2015.8

BIABのスタイルが決まると、脳内に急にインスピレーションがわいてきて、メロディは何の楽器で演奏するか、コード進行を少しいじってみるか、バンプを入れて曲の構成を変えてみるか、パソコンでソロを任せるのか、自分で演奏するのか、、、、、、色々な選択肢を考えていきます。
カバー作成のプロセスで、クリエイティブで一番面白い段階です。

概ねアレンジが出来た段階で、BIABにコードを入力し、BIABで録音したバッキングトラックをDAWに流し込みます。ここからは録音のプロセス。1つ1つの楽器をトラックごとに録音していきます。
自分のもう一つのポリシーとして、ここから先の作業は1日で絶対に終わらせることにしています。以前にも書きましたが、この録音作業は自分で自由に進められるだけに、どこかで区切りをつけないと、永久ループに入ってしまう。

例えば、、、、ギターソロ8小節を録音して寝る。
1晩たつと、あのソロちょっとダサかったからやり直そうとか、あの曲にストラトのソロは合わない、セミアコでふわっとした音色に変えようとか、音色にパンチが無いからEQで800Hz付近を少しあげてみるか、とか色々なことが頭に浮かびます。趣味は納期もなければスタジオ持ち込み日もないので、さんざんいじって中途半端で棚ざらしという危険性が大。

ここからは1トラックずつひたすら録音をしていくのですが、これがそう簡単にはいきません。ギターはともかく、キーボードは普段弾かないので、まず1時間位練習して手が馴染んでくるのを待つ。ベースは最近はBIABに任せることが多いですが、たまに今回は自分で弾いてみようと、ケースから出すと弦が死んでいたり‥‥


Top Of The Big Beehive, Canada 2015.8

今回あったトラブルは、、、、
DAWでとり進めたマルチトラックを、何を間違えたか、ステレオミックスで最初から録音していた(本来は、マルチトラックでトラックごとに録音していき、後で音量や定位を変更したり、ミスしたところを修正する必要がある。このためのマルチトラック録音ですから。)2時間で6トラック位録音が終わってから気づいたので、この録音はパー。心が折れそうになりました。

また、ギターの録音チャンネルをステレオで途中まで録音していたはずなのに、ある時点からギターチャンネルがモノラルになってしまった。モノラルではコーラスでふわっと音像を広げたりするのが不可能なので、また悩む。しょうがないので、モノラルでも比較的差し支えないリフの部分を先に録音したり。
(原因は終盤に発見。)

普段からDAWをしょっちゅう使っている訳でないので、こういう操作ミスがどうしても発生してしまいます。それでも1日で終わらせるために、作業を進める。通常、バックに近い楽器から録音を進めて、聞かせどころのメロディやアドリブは最後に入れるのですが、この頃には大抵、夜の12時を回っているので、一番肝心なところを短時間で終わらせるという矛盾が毎回です。
最後の最後で、どうもおかしいと譜面と原曲を聞き比べて、コーダに入る前のところが1小節多いことを発見。譜面作成時のミスでもうどうしようもない。こういうアレンジだということにしよう。
結局、夜の2時頃に完成。おやすみなさい。

しかし、今回は、自分のポリシーを破ってしまいました。
完成したファイルは、ウォークマンに入れて翌日の通勤の時に確認のために聞くのですが、どうしても1箇所演奏が気に入らない。もうYouTubeにもアップしたしとあきらめかけたのですが、このままではやっぱりいやだ。ということで、前日片付けたセッティングを再度接続して、2小節差し替えてファイルを作り直しました。勿論YouTubeも差し替え。
昨年の譜面つくりから始めて、2月末にやっと完成しました。



曲の解説がほとんど出来なくなりましたが、1箇所だけ。
ソロが終わってサビに続く、2度目のメインメロディの冒頭4小節のところのバックのストリングスライン。前回載せた、Patty Januraのカバーでのこの裏メロがとてもセンスがいい。
(前回のYouTubeの2:18からの所。映像がカラーに変わる部分です。)
このメロディはぜひコピーして自分のカバーに入れたいので、自分で弾いてみました
(今回のカバーでは、2:26からの4小節)
この部分、譜面を載せておきます。(イントロ8小節の後の、51~54小節になります。)

さすが21世紀のプレイヤー、センスいいフレーズだ。キーボードのお名前は存じませんが。

と思ってふと Kenny Logginsの1978年の原曲を聞いたら、この部分まったく同じ裏メロでした。
ということは、、、、Patty Januraのカバーは、もしかして? 
ええ、良く聞いたら、Kenny Loggins の原曲の完コピでしたよ、ベースラインも何もかも(笑)
お恥ずかしい。(大橋純子のカバーのここの裏メロは異なっています。聞いてみて下さい。)

カバーを作ってみて、改めて原曲を知る‥‥‥かな。

Comments
 フュージョン
いかにもフュージョンと言うアレンジとギターで、聴いていて、すごくごきげんな感じで、とても良いです。

この手の曲で、ストラトとなると、ついつい高中正義を連想しますが、コーラスのサウンドの広がりは、プリズム初期の森園みたいですし、本当に、クロスオーバーからフュージョンという時代の王道のようなサウンド、フレーズで、今はこういうバンドは存在するのだろうかと、遠い目になります。

録音の苦労話は、あるあるネタ満載という感じですし、完コピしようとして、曲を聴きすぎて嫌いになるというのも、ものすごい実感です。
 カッコいい〜
お邪魔致します。
この様なリズムも似合う曲なんですね。
ピッタりはまってます。
そして、ストラトと書かれていましたが、イメージしたストラトの音より
セミアコぽい音。この手の音、好みですのです。カッコいい。

ワールドミュージック好きだと「あの曲はこのリズムの方が...」なんて
勝手に思ったりします。(独り善がりですが..)
まぁ、レゲェはそんなジャンルですし、どこまで原曲のコードを減らせるか?
なんて考え、現在バンドで、Time After Timeをダンスホールリディムで...
なんてバカな事に格闘中。

AKISSHさん、良い物と聴かせて戴きました。有難う御座いました。
 Re: フュージョン
ギターマジシャンさん、コメントありがとうございます。
プリズム初期の森園とは、うれしいお言葉。
そういえば、その時期はストラトマスターでしたね、モリさん。
今回はギターサウンドにかける時間が少なくて、少々生煮え感もあったのですがよかった。

ギターマジシャンさんの週一の苦労話、いつもうなずいて読ませて頂いているので、
今回は、苦労話を書いてみました。
結局、みんな大体同じことをやっているということでしょうね。
 Re: カッコいい〜
コタパパさん、コメントありがとうございます。
リズムへの評価、ありがとうございます。
このサルサパターンを見つけた時、一気にインスピレーションが沸いたので。

コタパパさんのブログも少しづつ過去分も読ませてもらっています。
箱ギターがお好みのようで。
私も、ハムバッキングが好みなので、ストラトを使っても、
サウンドメイキングが、ジャキジャキした感じでなく少し甘い感じになります。
楽器をやっている人の聞き方は、やはり違うなと思いました。
こちらこそありがとうございました。
 最高です!
まずは最初の一行目を読んで再生しながら文章を読ませて頂きました。

完璧な演奏ですね。。。ストラトの音が全体のサウンドに気持ちいいMIXですね。やはりカスタムショップ製の物も良いけれど、弾き手のセンスですね。
何よりもグルーブしたフレージングに感服しました。私達世代にはツボなコード進行とフレーズ・・・何とも言えないAmij7でしか出せない明るいサウンドですね。

DAWのご苦労・・・勉強になります。私は今よちよち歩きの状態です。このレベルで曲にするのはさすがだと思います。

コード譜のE分のDが、ぱっと見の初見ではE分のBm7かなと見えたのですが、ギターで弾いてみると確かに正解はE分のDですね。

完コピの件は私も同感ですね。。。完コピ自体の言葉が世に出たのが75年頃だと思います。なので”完コピ=コピー”の世界が出来上がってしまいました。
私も本当の完コピは20曲に届かないですね。弾き手が違うのですから・・・そこは割り切りが必要です。

とにかくいい演奏を日曜の朝に聴かせて頂きました。ありがとうございます。
 Re: 最高です!
kamiyo.mさん、いつもコメントありがとうございます。
お褒めの言葉もありがとうございました。難産が報われます。

私のストラトは、内部サーキットを改造してシングルとハムバッキングの両方になるように改造しています。
今回は、シングルのフロントとセンターを、メロディとソロで使い分けました。
コタパパさんのご指摘のように、好きな音色に近づけるように弾いているので、シングルっぽくない感じもするかも知れません。

E分のDは、E分のBm7とちょっと悩みました。(構成音はかなり近いですし。)
その前がDメジャーなのも参考に、多分こちらだろうと。
DAWは、私もそれほど使いこなせていません。
というか、相当奥が深いので、楽器を弾きながらたまに触るくらいでは、全体機能の半分以下しか使えないと思います。
それでも、色々なことが出来るので楽しいですね。

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Since 2012.9.23
プロフィール

Author:AKISSH
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休日は、You Tubeで好きな曲を見つけて
コピーしたり、カメラ片手に旅を。
世界中を歩いてみたいよ。
(このブログについて)
(5th Anniversary)(その1)
(5th Anniversary)(その2;音源編)
(5th Anniversary)(その3;音源編)

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