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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

銚子鉄道の春 本州最東端のローカル線ぶらり旅(下)

銚子鉄道を知っている人は少ないでしょう。銚子から犬吠崎までぐるっと通っている単線の鉄道、電車は2両編成。毎年3月になると、菜の花で一杯の房総を旅する番組があるのですが、そこでみた沿線ののどかな風景に魅せられやってきました。

銚子201803
赤星;始発の銚子駅、青星;終点の外川駅   2018.3

「銚子鉄道は改札を抜けて○番線に進む」とあり、ホームに行くも改札は無く、切符はどこで買うのかなと迷う。どうも電車の中で買うようだ。一瞬驚くけど、バスだと思えば不思議ではないか。
1日フリーパス券が700円で、これにしようかと思ったが、バス乗り放題が付いて1000円とある。駅から犬吠崎にはバスで行くらしいので乗り放題付きにしよう。


1日フリー切符バス載り放題付き   2018.3

時刻表を見るとだいたい1時間に1本。8時40分の便に乗ると、誰もいない車両をせっせと掃除している車掌さん一人。切符を‥‥と言いかけると、「掃除が終わったら行きますので」と。運転以外を1人で全部やるのは大変だな。
実は、この人、袖山里穂さんという銚子鉄道の可愛い女性車掌さんで有名な人でした。(HPのあちこちに名前が載っているので、公表いいですよね。)茶髪に制服のアンバランスが妙に似合っていて、うちではさっそく「アニメのお姉さん」というニックネームになりました。


アニメのお姉さん   2018.3

まずは、3駅目の観音駅で降りて銚子港の第一卸市場を見学する。歩いて5分、埠頭すぐ横に巨大な体育館のような卸市場がある。入場料もなく観光客にオープンされていて、今朝水揚げされた魚がずらっと並んでいる光景を‥‥‥あれ、魚がいない。そもそも観光客も我々しかいないし。

漁協の人があわてて飛んでくる
「普通は、この時間、真っ最中でずらっと魚が並んでいるのだけどね~、今日は1隻だけしか入港しなかったので30分もかからなかったよ。あっほらほら、あそこにまだいるよ。」確かに、カジキマグロが2匹、最後にリフトで運ばれていく。自然相手なのだから、こんなことだってあるさ。
「わざわざ銚子まで来てくれてありがとう。いい街なんだけど人口が減っていてね。」という漁協の方の話が印象的でした。お礼を言われるようなことは何もしていないのだけど。なんだか素朴でいいなあ。


銚子港第一卸市場   2018.3

駅に戻ろうかと思って地図を見ると、降りた駅と1駅先の駅がほぼ同距離だということに気付く。
全長6.4kmに10駅あるのだから、平均駅間が700m弱、歩けば1駅10分程度。天気もいいので、4駅目の本銚子駅に向かって歩く。菜の花と桜が両方咲いていて、沿道がとても綺麗。毎年、TVで取り上げられるのもわかるな。

実はここで小さなアクシデント発生し、1時間後の便にタッチの差で乗り遅れてしまいました。
無人駅で1時間待っていてもしょうがないし、大した距離でもないので次の駅まで歩き始めると、道沿いにバス停がある。このフリー切符、路線バスはどれでも乗れるはずだよなと時刻表をみると、1時間に1本のバスが丁度くる時間。バス停で待つ間もなくバスが来た。


太平洋!   2018.3

こんな時間に路線バスに乗っている人は我々だけ。しかも乗ったのは良いけど、一体どこで降りたらいいのか。グーグルマップを見ながら、2人でああでもないこうでもないと相談していると、バスの運転手さんが「銚子鉄道に乗りたいのなら、次の次のバス停で降りるといいよ。」とアドバイス。なんだかえらく行き当たりばったりの旅になってきたよ。TVで見かけるローカル線の旅みたいだ。

バス停から歩いて海鹿島駅に到着、なんだかんだでもう7駅目まで来てしまった。どの駅も無人駅なので、4人組の大学生がホームにいるだけでずいぶんにぎやかに感じる。
入線してきた2両編成に乗ろうとすると扉が開かない。なんと一番先頭の扉しか開かず、そこから乗り降りするらしい。なんたって1人車掌だから。あわてて皆先頭に走る。さっきのアニメのお姉さんはさすがにいなかった。ちょっと残念。


犬吠崎灯台   2018.3

9駅目の犬吠駅でほとんどの人が降りました。灯台行の路線バスは連結している訳でもないので、灯台に向けて気持ちのいい海沿いの道を歩いて約10分。

南房総の野島崎には何度も行ったことがあるのですが、犬吠崎は初めて。岬の突端に灯台があるので、100段の階段を上って灯台の上からぐるりを見回すと、周りは海、海、海。確かに灯台を建てるしかないという地形だ。灯台のすぐ横に、建設時の歴史館がありました。今日はおそらく1年で一番穏やかな天候でしょうが、海が荒れた時、この灯台の光を見つけた船員さんはほっとしただろうな。


初代、灯台レンズ   2018.3

灯台からバスで、地球の丸く見える丘展望台に。この道は丘を上るのでバスを使ったほうが楽ですよ。展望台の屋上からみた270度の太平洋は、灯台とはまた違った絶景でした。ここに来ると、犬吠崎が本当に関東地方の突端に位置することがよくわかります。今回は行きませんでしたが、屏風岩という、ドーバーの白い崖 (White Cliffs of Dover)のような、延々と断崖が続く地形が犬吠崎の九十九里浜側に見えました。遊歩道もあるらしいので、次回は行ってみようかな。

再びバスで犬吠駅に戻ると12時過ぎ、昼食どうしようかと思ったら、駅の真ん前に大きく「回転寿司、島武」。いきあたりばったりでも、とりあえずなんとかなってるよ。ちなみにここの回転寿司、ネタの大きさ(もちろん新鮮さも)が半端ない。20cm位のエビが、どーんと乗ってきた時には驚いてしまった。犬吠崎に行ったら、ぜひここの回転寿司を食べて下さい。


外川駅   2018.3

せっかくなので、逆向きになるけど、お隣の最終10駅目の外川駅まで乗ることに。
といっても帰りの予定の銚子行上りは、この便が折り返してくるだけなので同じことか。

終点の外川駅は、田舎臭いというよりは、余りに昭和初期の香りで、逆に映画のロケ地か?
と思うようなところでした。手書きの時刻表がいいなあ。ここ、ほんとに映画に使われるのでは。
※既に、色々な映画に使われているよと、伴侶談。


時刻表   2018.3

外川駅13時33分発。
朝はがらがらだったのに、カメラを持った撮り鉄、乗り鉄、目の前には外人のトラベラーと沢山の人が乗っている。とはいえ、席が8割がた埋まる程度。
葉桜を抜けると、一面広い春キャベツ畑。海の近くを走っているけど、林のために海は直接は見えず。


1面のキャベツ畑   2018.3

帰りもアニメのお姉さんが車掌さんでした。
全線で3台位の運行だろうから、アニメのお姉さんと一緒に乗れる確率は1/3ということかな。

春のうららにふさわしい、まったり銚子鉄道の旅でした‥‥‥


Goodbye 銚子鉄道   2018.3
Comments
 ディープ・アジアの次は・・・
なんと銚子ですか?いきなり千葉のローカルに飛びましたね。。。
私は千葉市在住ですが1回しか銚子へ出向いた事がないです。
AKISSHさんの行動範囲の広さに驚いています。

今回は写真の腕もさる事ながら・・・被写体がいいですね(笑)。
春の陽気の銚子の様子が、良く伝わりますね。

館山・銚子は千葉にいると地の果てのイメージなので中々足がむかないです。こんど言ってみようかな・・・と思います。
 Re: ディープ・アジアの次は・・・
kamiyo.mさん、コメントありがとうございます。
確かに、銚子は観光地と扱われることは少ないです。
でも、有名観光地の人ごみに向うより、
春の訪れを感じるにはいいところだと思います。
海外もいいけど近場にもいいところがありますね。
 私も…
私、銚子電鉄に乗ったことないんです。いつも車だったので。
AKISSHさんの記事を見て、私も一度乗ってみようかな、と思いました。車とは違った楽しみ方ができそうですね。
そう言えば、ネタの大きい回転寿司屋も地球の丸く見える丘も屏風岩も、随分前にオットと行ったなあ。マンボウも食べたっけ…
あらら…何だか昔の事が思い出される…
懐かしいな~
 Re: 私も…
ぐでトムラさん、コメントありがとうございます。

何だか、同じようなところを回ったみたいですね。
車の旅は便利ですが、車の移動軸上のスポット毎の記憶しか残らないので、
時々、あえて鉄道や徒歩で旅してます。
意味の無い旅もいいですね。

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