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Weekend In 心は L.A.

音楽と楽器、そして時々海外に

 

Chicagovich(2017) By Leonid & Friends 東側から来た男達(1)

シカゴのNew CDに注目と言っても、あのロバートラムがまた道楽で作ったのかとスルーしそうになりましたが、いやいやとんでもないものを発見しました。「Leonid & Friends」のカバーアルバム。



Make Me Smile
25 or 6 to 4
Wishing You Were Here
Saturday in the Park
What's This World Coming To?
Brand New Love Affair, Pt. 1 & 2
Does Anybody Really Know What Time It Is?
Woman Don't Want to Love Me
Color My World
Hot Streets
Old Days
[全11曲]

音を聞く前にメンバー一覧をみて下さい、特にカッコの中を。

【メンバー一覧】
Leonid Vorobyev(レオニード・ヴォルヴィエフ) Bass, All Producing & Director
Vasilii Akimov(ヴァシリィ・アキモフ) Vocal,Guitar
Igor Javad-Zade(イゴール・ジャバドザード) Drums
Sergey Kashirin(セルゲイ・カシーリン) Vocal, Guitar
Serge Tiagniryadno (Kiev, Ukraine)(サージ・ティアギリヤード) Vocal, Guitar
Vlad Senchillo(ヴァルド・センチーロ) keyboards
Dmitry Maximov(ドミトリー・マキシモフ) Bass
Ksenia Buzina(クセニア・ヴィジーナ) Backing Vocal....Kesenona
Vladimir Osinsky(ウラディミール・オシンスキー) Piano
Ilya Vymenits(イリヤ・ヴィメニッツ) Percussion

Vladimit Popov(ウラディミッツ・ポポフ) Alto & Baritone Sax,Flute
Alexandr Michurin(アレクサンダー・ミテューリン) Trombone
Alexey Batychenko(アレクセイ・バティエンコ) Trumpet,Flugelhorn
Konstantin Gorshkov(コンスタンティン・ゴルシコフ) Sax
Maxim Likhachev(マキシム・ライカチェフ) Trombone
Andrey Zyl(アンドレイ・ザイール) Trumpet
Oleg Kudryavtsev(オルガ・クデュラフチェフ) Sax
Arkady Shilkloper(アルカディ・シルクロウペ) French Horn
Igor Butman(イゴール・バットマン) Sax
Ilya Prokudin(イリア・プロクディン) Flugelhorn
Daniil Dubrovsky(ダニール・デュブロフスキー) Sax
[全21名 うちホーンセクション11名]

名前を見たらすぐにわかったでしょ、イゴール、アレクセイ、セルゲイ、ウラディミール‥‥
Leonido & Friendはモスクワで活動するロックバンド。だから記事タイトルは「東側から来た男達」
シカゴは長年の活躍でファンも多く、世界中にカバーバンドがいるらしいですが、ロシアのカバーバンドは初めてじゃないのか。しかも、その演奏力が驚異的にして桁違いの素晴らしさ。日本ではほとんど知られてないので、ぜひ紹介したいと思います。


Leonid & Friends at Moscow Music Club "Forte" 24.03.2017

Leonid & Friendsは、Leonid Vorobyev(レオニード・ヴォルヴィエフ) がリーダーのバンドで、担当楽器の人が複数いるとこを見ると、ロシアのポピュラー音楽界で活躍しているメンバーをこのために集めて、ライブ活動の末、CDを発表したようです。
演奏はどうみてもアマチュアの域を超えているし、YouTubeのスタジオ収録の様子も明らかにプロ仕様です。この人たちはロシアのポピュラー音楽界で有名な人なのか(ブラスセクションはもしかするとクラシック出身?)ともかく、ロシアの事情がまったくわからないので想像するしかないのですが。

Leonid & Friendsには公式 WebSiteがある。(英語ですが、ロシア語でないことに感謝しましょう。)
読むことも難しくないですが、この素晴らしいバンドを紹介するために意訳翻訳してみました。

[Leonid & Friends WebSite About > Biography より]
Leonid & Friendsは、ここ3年の間にロックファンの絶大な支持を得た。彼らはシカゴのライブを1度も見たことが無いにも関わらず、その複雑なアレンジを驚くべき正確さで再現したのだった。

リーダーのボルヴィエフ(Vorobyev)は言う。
「シカゴは一度もロシアに来たことが無かったので、我々はアルバムの音声記録だけを基にシカゴの曲を演奏しなければならなかった。僕はブラスロックだけに夢中になった訳ではなく、かつてビートルズ、CCR,ディープパープル、GFRのギターサウンドに夢中になったよ。」
「ソ連の1970年代はじめには、エレキギターやアンプは中々手に入らず、自分たちで作って演奏する必要があった。金管奏者と演奏をしたこともあったけど、彼らはいつも飲んだくれていてロックのなんたるかも理解せず最悪の経験だったよ。でもシカゴを聞いたとき、ブラスセクションと一体となったエレキギターやドラムやボーカルのサウンドは、僕を一瞬にして虜にした。」

ボルヴィエフ(Vorobyev)は、2014年に大好きなシカゴの曲(Brand New Love Affair)を演奏し動画を作成するために音楽仲間を招集した。もちろん譜面などなかったのですべてが耳コピー。各曲を正確に再現するのは大変な苦労で、ボルヴィエフ(Vorobyev)は耳コピーで各曲を譜面上に再現するだけでなく、演奏のディレクターからスタジオでのミキシングやマスタリングすべてを統括した。でも、彼はなによりバンド仲間を信頼していて、自分の音楽仲間全員を最高レベルのプロだと言っている。モスクワでのライブは大好評で、今、Leonid & Friendsはアメリカでのシカゴの絶大な声援に注目している。

「アメリカのシカゴファンからの膨大な量のライブ要請がある。アメリカのファンの前で演奏することは、ロシアの音楽家にとって夢なんだ。多くのアメリカの友人に会うことを想像するだけで興奮するよ。」ボルヴィエフ(Vorobyev)は語っている。

       Scott Schwebke記(アメリカのジャーナリストにしてシカゴの大ファン)

Leonido  Friend2

肝心の演奏については、次回、書いてみたいと思います。YouTubeの動画を1つアップしておきますが、この断片的な演奏を聞いただけでも、その演奏力は一目瞭然でしょう。

何が興味深いって、1980年代以降のファンはピンと来ないかも知れませんが、本家シカゴが誕生したのは1969年、つまりベトナム戦争が泥沼に入りつつある時期で、アメリカ人がこの戦争はとんでもないことになるのではないかと気が付き始めた頃。そのベトナム戦争の泥沼に引きずり込まれた原因は、ソ連との地球を2分する冷戦。
そんな時、大人にはアメリカの将来を任せられないと若者が立ち上がったのですが、その中の1団がシカゴでした。(初期の曲には、ニクソン大統領や民主党大会などの政治的メッセージフレーズが頻繁に登場します。)アメリカを泥沼に引きずり込んだ悪魔が「ソ連」だったのですから。

ロシア(ソ連)のバンドが、シカゴの曲をアメリカで演奏する日が来るなんて。
その場で聞いてみたいよ、シカゴのスタートを知る人間には感激の瞬間だ‥‥‥

Chicagovich(2017) By Leonid & Friends 東側から来た男達(2)驚異的なサウンド
Comments
 シカゴ
初期のシカゴのブラスロックを見事に再現していて、再現というよりは、ちょっと洗練されすぎな感じもありますが、すごいバンドがロシアにいたのもです。

ビートルズにしても、現役のポールがライブで演奏するよりも、カバーバンドの方が原曲を再現していたりで、プログレ系のイエス、ジェネシス、クリムゾンも同様ですが、ついついレコードの再現を期待してしまう自分がいて、本家にとっては有難迷惑なファンかもしれません。

ところで、kamiyo.mさんが先ほど自分のブログへコメントされた際に、ご自身のブログは2年間ほど休止されるので、AKISSHさんへもお伝えくださいとのことでした。お仕事の関係か、お体の関係か、はたまたまったく別の理由かは不明ですが、再開を信じて待ちたいと思っています。
 Re: シカゴ
ギターマジシャンさん、コメントありがとうございます。

>再現というよりは、ちょっと洗練されすぎな感じもありますが、

さすがギターマジシャンさん、その通り!
次回、サウンド面を書くつもりでしたが、私もまったく同感でした。
昔のロックを、何十年か後の今の技術で演奏すれば、当時の演奏技術を上回って演奏出来るのが当然。
これはモントリオールオリンピックで10点満点を連発したコマネチの演技を、今の体操選手が再現するようなものでしょう。
でも、それによってコマネチの価値は1mmも下がるわけでなし。
私が言いことも、彼らが精密な再現をしてくれてわかったことは、
シカゴの楽曲が時代を超えて素晴らしかった、ということになる予定です(笑)

>kamiyo.mさんが先ほど自分のブログへコメントされた際に、ご自身のブログは2年間ほど休止されるので、AKISSHさんへもお伝えくださいとのことでした。

そうですか。突然のことでちょっとショックです。
が、色々考えてのことでしょうし、ブログは生活の余裕の中で楽しむものと思っているので、三たび再会されるのを待ちたいですね。
それまで細々でも私たちが続けられれば。気楽にいきましょう!
 少しだけ休みます
いつもコメント残して頂いて本当にありがとうございます。
少しの休憩を挟むので、宜しくお願いします。
ブログは出来る限り拝見しますので。。。

ロシアのバンドもついにアメリカンナイズされて来ましたね。
私個人はロシア文学が好きなので良い伝統は残して欲しいです。
音楽は本来ロシアの弱点みたいなところはありますからね。
国土が広く多民族国家でしたから、その点は建国の遅かったアメリカが優位に立ってしまいましたね。
中国はパンクバンドが存在していましたが、国の意向で禁止されたみたいです。
ではまた少ししたら宜しくお願いします。
 Re: 少しだけ休みます
思う存分、休息してください!

私も世界を歩き回ってます。

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